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2019.07.22

専攻科目「地域活性化プロジェクト 京都ものづくりⅠ」の成果報告会を開催【経済学部】

経済学部では、専攻科目「地域活性化プロジェクト 京都ものづくりⅠ」(担当:辻田素子 経済学部教授)を開設し、龍谷大学、京都老舗の会、京都府が連携して、京都府内の老舗経営者の方々を特別講師に迎え、連続講義を行っています。

今年度は、5月9日(木)から6月27日(木)にかけて、(株)小丸屋住井【深草うちわ、京丸うちわ、京うちわ製造・販売】、(株)鳥羽屋【邦楽器糸製造・販売】、(株)堤淺吉漆店【漆精製・販売】、(株)進々堂【パン製造販売・カフェ/レストラン】、(株)福寿園【日本茶製造・販売】の5社の経営者の方々にご講演いただきました。

経営者の方々の講演を聞いた後、受講生は工房(生産現場)やショップ、レストランなどへのフィールドワークを実施し、集めた独自のデータを整理・分析しながら、各企業や業界の魅力、課題などについて、議論してきました。

講義最終日にあたる7月18日(木)には、今年度ご講演いただいた老舗企業と京都府の方々をお招きし、これまでの学びの成果を発表する報告会を開催しました。報告会では、「漆や団扇、弦などの魅力を若い世代や海外観光客にもっとアピールすべきではないか」、「知名度向上には、インスタグラムなどのSNSが有効である」、「環境問題に真摯に取り組むべきでは。環境投資は業績アップにつながるというデータがある」など、老舗企業の直面する課題への解決策を提示するという視点で発表が行われ、企業の方々からは、忌憚のない意見がなされたことで、非常に活発な意見交換が行われました。

今後は、企業や京都府の方々の協力を得ながら、これまでの調査研究の成果を報告書にまとめあげるとともに、今回の提案内容を精査し、実現可能性を探っていきます。

「京都老舗の会」とのコラボレーション講義を開催