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2019.08.02

経済学研究科修了生の研究成果が学術誌『BMC Public Health』に掲載

経済学研究科修士課程を2017年9月に修了した、ブルキナファソからの留学生Tanou Mariam(タヌ マリアム)さんが修士論文を元に執筆した、経済学部 神谷 祐介 准教授との共著論文が英国の医学系学術誌『BMC Public Health』に掲載されました。

BMC Public Health
Tanou M, Kamiya Y. Assessing the impact of geographical access to health facilities on maternal healthcare utilization: evidence from the Burkina Faso demographic and health survey 2010. BMC Public Health, 2019 June 27;19(838)

同論文は、西アフリカの内陸国ブルキナファソにおいて、居住地域から保健施設までの地理的アクセスが妊産婦による保健サービスの利用に与える影響について検証したものです。全国規模の世帯調査による個票データと地理情報システム(GIS)の位置データを統合してデータセットを構築して計量分析を行った結果、地理的アクセスが悪いほど、妊産婦向け保健サービス利用が進まないことが示されました。

タヌさんは、2015年9月から2年間、独立行政法人国際協力機構(JICA)による「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)プログラム」による受入留学生として同研究科で学んでいました。2019年9月からは、文部科学省の国費外国人留学生として再び来日し、同研究科博士後期課程に在籍して勉学に励む予定です。