2019.07.25
【細川ゼミ】4か月の間、イシダの企業研究に取り組みました
細川ゼミ(3年)では、2019年度第1学期、京都企業イシダの研究に取り組みました。これは毎回の演習、そして実際の企業訪問等を通じて、一つの会社について深く学ぶというものです。
イシダは1893 年に創業された長い歴史を有する会社です。今日では、ハカリ(計量)だけでなく包装、検査、表示、情報、搬送、衛生などの分野で、グローバルな事業展開を図っています。業界におけるシェアは国内トップ、世界でもNo.2の地位を占めています。
同社の特徴は、「三方良し」の理念にもとづく経営を徹底されていることです。目指すべき姿としては、「世の適社・適者」(=世界の人々に喜ばれ、世の中に必要とされる存在)を掲げています。
今学期の学習は、①龍谷大学・京都産業学センターが編集したブックレット『イシダ』(2015年)の輪読、②イシダの岩崎佳生総務人事部長様をお招きしての講演、③同社の滋賀事業所(5月21日)を訪問しての工場見学と上野誠一専務取締役様をはじめとするみなさんとの懇談を行いました。そのうえで、7月23日(火)の夜には、岩崎部長様にもご参加いただき、「学生から見たイシダの魅力」をテーマにした成果報告会を開催しました。
非上場の会社であるとともに、BtoBで事業を行っているため、当初は「イシダ」という社名も知らない学生がほとんどでしたが、4か月間の学習を通じて、イシダの魅力とともに、企業を見る目を養うことができたように思います。
細川ゼミでは従来から実際に企業を訪問して、「現場」から学ぶことを重視していますが、今回のように一つの学期の間、一つの会社に絞って学んだことは初めてのことです。このような深い学習の機会を得ることができましたのは、株式会社イシダ様の全面的なご協力のおかげであります。記して感謝申し上げます。(文責 細川孝)