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2019.09.09

【ゼミ紹介】あそかビハーラ病院1日研修の実施(真宗学科・打本弘祐先生)【文学部】

 真宗学科・打本ゼミでは、前期のゼミで学んだホスピス・緩和ケアやビハーラ活動への理解を深めるために、9月5日(木)と6日(金)に2班に分かれて、あそかビハーラ病院(京都府城陽市)での1日研修を行いました。

 午前中はビハーラホールで花岡尚樹先生(ビハーラ室室長)から、「お坊さんのいる病院」と題して「自分のことを話して良いよ」と言い残して亡くなっていった黒岩紀子さんの人生を通して、「なぜ自分が死なければならないのか」という人生の問いに、僧侶の加わった医療チームがどのように関わるのかを学びました。
 昼食は患者さんと同じ食事を提供して頂き、ぬくもりを伝えるためにお盆一つを変える配慮を実感しました。午後のカンファレンスにおける医療チームの熱心な議論や大嶋健三郎院長の熱のこもった講義からは、患者さんのいのちに向き合う強い気持ちが伝わり、学生からは「いのちへ重く深く関わっている姿勢に、宗教者のような思想を感じた」という声も聞こえてきました。

 研修の最後は、患者さんと一緒に病院でのお参りに参加し、一日を静か内省してから病院を後に。講義や書籍からは学びきれない病院でのビハーラ活動を体感する貴重な研修となりました。