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2019.09.26

【農学部】JAL Agriport株式会社との連携事業を実施

農学部では、9月12日(木)~13日(金)にかけて、JALAgriport株式会社(千葉県成田市)と連携した研修プログラムを実施しました。これは、2018年度に日本航空株式会社(JAL)代表取締役副社長の藤田直志氏による講演会を開催したことをきっかけにして、異業種から農業事業に参入した新しいビジネスの形を学ぶ機会を学生に提供するために、JALとJAL Agriport株式会社の協力のもと実現したものです。
プログラムには、希望者9名と宇山満教授(食料農業システム学科)が参加しました。

研修では、JAL Agriport株式会社代表取締役社長の鎌形晶夫氏による同社の事業説明を受け、「インバウンド」「観光」「農業の6次産業化」など日本の重要課題に取り組む
同社の挑戦を学びました。また、成田空港内における飛行機の整備工場現場を見学したり、植物防疫所など農産物輸出入の現場を目の当たりにしました。

当日は、台風直下の影響をうけ、予定していた同社農場での実習(イチゴ定植)が中止になったり、空港内の周辺倉庫の停電のために農産物の輸出入の現場での輸入ができない状況など、通常の状況ではない自然相手の農業の厳しさを身をもって感じる機会となりました。

参加学生の声(アンケートより抜粋)

〇JAL Agriport(株)がはじめようとしている事業にとても興味がでて、新しいビジネスをする面白さを社長や農業長の話から伝わってきました。また、異業種の企業が農業を行うことの難しさを学びました。このプロジェクトに参加する前は、新しく農業ビジネスをすることは簡単だと思っていましたが、全然そんなことはなく大変なことばかりでした。 今後、日本農業を発展させていくには全く別の会社が農業ビジネスに参入していくことが重要であると思います。 

〇興味の持っていたJAL Agriport(株)に参加することができて良かったです。植物検疫では、人手不足の中でもしっかりと花やバナナを確認していて、現状を知ることができました。イチゴの定植は、台風の影響でできませんでしたが、台風が農業にどのような影響を与えるかを生で見ることによって実感し、農業の大変であることを再確認しました。土地持ち非農家などが増えたりすることによって、日本の土地が余ってきているので、そのような土地を企業が管理することは、とても大事だと思います。

〇JAL Agriport(株)の経営ビジョンや、農企業の問題や課題、台風でのダメージによる農業の影響を学び、 農企業を経営する難しさを学びました。 大企業は、農業ビジネスを成功できるいろいろなつながりがあると分かった。


<参考URL>
2018年7月3日 日本航空株式会社 代表取締役副社長執行役員 藤田 直志 氏による講演会を実施しました
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-2080.html