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2019.09.25

龍谷大学と西本願寺が連携 外国人旅行者に関わる地域の観光課題解決に向けたアクティブ・ラーニングを開始―外国人視点で考える地域観光資源の発掘、観光公害改善に向けた活動などー

【本件のポイント】
・龍谷大学国際学部の学生と浄土真宗本願寺派/西本願寺が連携した課題解決型の授業を10月より実施
・「外国人旅行者が仏教に興味を持つにはどうしたらよいか」、「西本願寺周辺の観光資源は何か」などを探究
・日常的にSNSを使いこなす学生たちの視点で、外国人旅行者のネットを活用した情報収集、情報発信の傾向を調査し、浄土真宗本願寺派のホームページやSNSの改善提案を行う
・目立った観光資源が少ない京都駅北西部の地域振興や、京都の観光公害改善にも寄与する授業内容

【本件の概要】
 龍谷大学国際学部(京都市伏見区)と浄土真宗本願寺派/西本願寺(京都市下京区)が連携して、昨今増え続ける外国人旅行者に関わる観光課題に取り組むアクティブ・ラーニングを10月からの正規科目として展開します。(「国際文化実践プログラム」)
 留学経験のある国際学部生が中心となって、西本願寺を訪れる外国人旅行者に対して浄土真宗の教えを正しく伝えるべく、境内での英語ガイドプログラムを2018年度から実施しています。(「外国人参拝者サポートプログラム」)今回の連携は、このプログラムを発展させ、これまで仏教や浄土真宗に縁のなかった外国人旅行者に対して、「どのようにアプローチすれば興味や関心を持ってもらえるか?」「どうしたら西本願寺まで足を延ばしてもらえるか」を主たるテーマに、日常的にSNSを通して情報をやりとりする学生たちの視点で、外国人旅行者のネットを活用した情報入手経路やSNSの活用、情報拡散などの傾向を調査し、浄土真宗本願寺派のホームページやSNSの課題分析や改善提案を行い、旅行者が少ない京都駅北西(京都駅~西本願寺周辺)の観光資源の発掘などに挑みます。
 授業はアクティブ・ラーニングの形式でおこなわれ、学生が教室を飛び出し、地域の人と積極的に交わりながら主体的に課題を見つけ、課題の解決に向けたフィールドワークをおこないます。授業を通じて、学生の成長のみならず京都の地域振興、インバウンドに起因する諸問題(「観光公害」などを含む)の解決、多文化共生につながる具体的な提案が出てくることが期待されます。

1.実 施 期 間 :  2019年10月初旬 ~ 2019年12月下旬
 (水曜9:00~10:30の講義時間および土・日曜に実施)

2.場    所 :  西本願寺 および 龍谷大学深草キャンパス
 ※大学における事前学修 → 西本願寺周辺での実践活動(前半)→中間発表→西本願寺周辺での実践活動(後半)→成果発表 を予定

3.実 施 内 容 : 3人1組のチーム単位で以下の課題に取り組みます(受講者数30人)
 ①京都駅北西部(京都駅~西本願寺周辺)の観光資源特定         
 ②浄土真宗本願寺派/西本願寺のウェブサイト、SNS活用にかかる分析と提案
 ③外国人参拝者サポートプログラムの補助業務


西本願寺ガイドプログラムの様子

問い合わせ先 : 龍谷大学国際学部教務課 大野 Tel 075-645-5645