Need Help?

News

ニュース

2019.09.30

文化財の保存と活用について考える【社会共生実習】

 9月20日(金)、社会学部の実習科目「社会共生実習」の後期第一回目となる授業がおこなわれました。
 プロジェクトのひとつ「大学は社会共生に何ができるのか-文化財から“マネー”を創出する-」(社会学科 髙田満彦教授、社会学科 猪瀬優理准教授)では、奈良大学 文学部教授の坂井秀弥氏を講師に迎え、特別講義が開かれました。


講義の様子


坂井 秀弥 氏


 「文化財保護法改正と観光活用の課題」と題されたこの講義では、2018年に改正、2019年4月に施行された「文化財保護法」について、ポイントを押さえながら分かりやすく解説がなされました。文化財の保護にはその「保存」と「活用」が必要でありながら、両者は相反することがあるため、バランスの確保がとても重要とのこと。これまでは保存が優先されてきましたが、法改正により、今後は活用の促進が見込まれます。
 坂井氏は、身近な文化財を例に挙げながら保護の現状や今後の課題を説明してくださいました。貴重なお話に、学生たちは真剣に聞き入っている様子でした。


講義の様子


 講義のあとは、学生一人ひとりが感想を述べました。新しく得られた知識が多く、学びの深まる時間となったようです。今後の活動へ大いに生かしてくれることと思います。


感想を述べる学生


色々な気付きがあったようです