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2017.09.04

第15回専門セミナー「各市町家庭児童相談室・県子ども家庭相談センター共同研修 ~語りから未来を紡ぐ~」を開催しました

滋賀県では、平成26年度に「子どもの貧困をみんなで考え、支えるプロジェクト事業」を立ち上げ、龍谷大学 山田容准教授を中心とするグループに事業を委託し、取り組んできました。平成27年度に行った、子どもの貧困に関する調査においては、龍谷大学 笠井講師を中心に、子どもを支える関係機関=市町のベテラン家庭児童相談員への聞き取り調査を行い、支援をする側が抱える悩みを聞かせてもらいました。
今回の専門セミナーではその聞き取り調査から見えてきた課題から、支援をする側の方に“なぜこの仕事をがんばっていけるのか”について語ってもらいました。
誰かに語りを聞いてもらうことで、語る人自身がこれまでの自分の経緯を振り返り、今ここにあることへとつながるプロセスは、今の仕事を始めた目的、仕事・役割への意味づけ、を再確認する貴重な体験であったことを語る側、聞く側ともに認識できました。
今回の研修で目標としていた、支援者が、自分のしていることを肯定的に捉えられるようにするということに少しは近づけたのではないかと思っています。