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2019.09.25

「物理学概論」「物理学実験」で落下実験を実施しました

農学部専攻科目:「物理学概論・物理学実験」(水曜日2〜3講時、舟橋先生担当)で、落下実験を行いました。昨年は1号館(屋外)で行いましたが、今年度は7号館(屋内)で実施しました。

 「物理学概論・物理学実験」では、物理学入門として円滑な導入が図れるよう、「仮説実験授業」というちょっと変わった(実は最先端の)授業方式が活用されています。
第1回目の授業ではまず、「近代科学の父」ガリレオをはじめ、大昔の科学者が考えたのと同じような落下運動の問題から始まりました。

 瀬田学舎7号館の吹き抜けは、落下実験の実験場所として最適。理工学部さんの協力を得て実施させていただきました。約10メートル上からゴルフボールとピンポン玉を落としたら、地面に着くのは同時??それともゴルフボールが先??ピンポン玉が先??どちらかが先に着くとしたらどのくらい差がある??さあ、あたなはどのような結果になると思いますか?
実験の結果は、受講してみてのお楽しみです。

 この授業での約束。それは、「実験の前に必ず予想を立てること」です。それはなぜでしょうか。授業で習った板倉聖宜という科学者の言葉を紹介して説明します。
「科学的認識は、目的意識的な実践・実験によってのみ成立する」
つまり、単なる経験をいくら積み重ねたところで、科学的な見方や考え方は身につかず、「予想をもって問いかける」ことをしないと本当にことは見えてこないということなのです。予想と理由を出し合いながら実験を繰り返し、力学だけでなく広く物理学的な物の見方を学んで行きます。予想は時にあたり時に外れます。自分の考えと人の考えは時に同じで時に異なります。

 仲間と一緒に脳をフル回転させ、ワクワクする物理学をあなたも龍谷大学農学部で学んでみたくありませんか?