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2019.10.09

放置竹林対策×気候変動防止×地域農業振興 クルベジ®※1使用した学生・農家共同商品開発プロジェクト 第2弾の開発商品を収穫祭で販売 <10/14(月・祝)午前10時~ 亀岡市農業公園で販売>

【本件のポイント】
・放置竹林×気候変動×農業振興に寄与する亀岡カーボンマイナスプロジェクト※1(以下、亀岡CMP)の市民普及のため、学生と農家が共同でクルベジ®を使った商品開発にチャレンジ
・販売商品はクレープ、おやき、プリン、野菜チップスを予定
・クルベジ®ブランドの周知、魅力向上をめざした継続的なプロジェクト展開をめざす

 龍谷大学政策学部では、専門科目「政策実践・探究演習(国内)」※2内に「亀岡プロジェクト」クラスを設け、亀岡CMPへの参加を通じた学生のアクティブ・ラーニングに取り組んでいます。本プロジェクトの目標は、市民協働・多世代交流を通した「カーボン・マイナス」の普及、定着のための社会モデルを、実践を通して提案することです。
 プロジェクトによる現状分析の結果、今年度からクルベジ®を使い、幅広い層に訴求できる商品開発に、クルベジ®生産農家と共同で取り組むことになりました。

 去る8月27〜28日、道の駅・ガレリアかめおかにある物産市場「アトリオ」の朝市での商品の試験販売の経験を活かし、学生は日夜ブラッシュアップを重ねています。今回はお子さん連れの来場者が多いお祭り用にアレンジした商品を考案しています。

1.日 時・場 所
 2019年10月14日(月・祝)10時〜14時まで
 亀岡市農業公園(亀岡市河原林町河原尻)で開催される「アグリフェスタ2019」(主催:アグリフェスタ実行委員会、事務局:亀岡市農林振興課)にてブース出展、調理、販売、子ども向けゲーム(射的や紙芝居、かるたなど)を実施。

2.参加者(予定)
 クルベジ®生産農家・中林弘一氏、他亀岡CMP関係者、龍谷大学政策学部PBL科目「政策実践・探究演習(国内)」亀岡プロジェクト受講生、政策学部 大石尚子 准教授

3.実施内容・スケジュール(予定)
 9:00頃 機材の搬入、ブース設営
 10:00  開会
 14:00  終了、片付け

4.補足
・ 当日の時間は変更になる可能性があります。ご取材の際は、事前に担当者の携帯電話までご連絡をお願いします。
・ 本商品開発の取り組みは、今回の出展を受け、さらにブラッシュアップし、来年2月4日(火)に亀岡市内で開催予定の「亀岡CMP成果報告会」で実施する外部専門家・関係者による審査会に出品する予定です。

5.用語説明
※1 カーボンマイナスプロジェクトとクルベジ®
 亀岡市は2008年から「亀岡カーボンマイナスプロジェクト(亀岡CMP)」に取り組んでいます。このプロジェクトは大学、地元農家、小学校・高校等と協働で、亀岡の農業を元気にしつつ、CO2を削減して地球温暖化防止を目指す活動です。2008年から放置竹林から造った竹炭を堆肥に混ぜ農地に散布する「炭素隔離農法」の実証実験、その圃場(ほじょう、田畑の意)で栽培された野菜を「クールベジタブル(クルベジ®)」と認定し、6次産業化も含むブランド戦略、クルベジ®を使った食育・環境教育、クルベジ®認証システム構築、生産・流通の拡大、クールライスを使った日本酒オーナー制度、ソーラーシェアリングを使った実証実験、小学校・高校での食農教育などへ、活動は広がりを見せています。

※2 政策実践・探究演習(国内)
 龍谷大学政策学部の専門科目「政策実践・探究演習(国内)」では、4プロジェクト(福知山、守山、洲本、京丹後、亀岡)へ各20名程度が受講し、専門知識・理論の他、プロジェクト現場での体験をベースにより深く実践・探究(アクティブ・ラーニング)をすすめています。亀岡プロジェクトは2017年度から開講されました。地域での実践を通じた学生の学びの目標は、①地域社会の課題解決の現場において、自分の役割を見つける、②気候変動の緩和などグローバルな課題と地域活性化などのローカルな課題の両面(グローカルな課題)の解決に資する企画を考えること、③プロジェクトの成果や課題を社会に発信すること、④明確な将来像を描き、継続的な地域との連携の仕組みを構築すること、です。


学生と教員の商品企画のミーティング風景


商品調理の様子(8/27)農家さんの工房にて


朝市(8/28)での商品PRの様子(アトリオにて)

問い合わせ先…龍谷大学 政策学部教務課 担当:奥村・石倉  Tel 075-645-2285