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2019.10.10

全商品0円 京都発「無料スーパー」最大規模で開催 食品ロス問題に大学と地域が取り組む 10月20日(日) 於:龍谷大学 深草町家キャンパス 15日(火)には別途食品回収も実施

【本件のポイント】
・ 昨春、関西で初めて(全国で3番目)開催された「無料スーパー」の取り組みで、今回で9回目の実施。日本で年間646万トンにものぼる「食品ロス」の課題へ、大学生が地域を巻き込んで取り組む。

・ 今回は、伏見区深草、藤森、藤城、砂川、稲荷の5つの学区が主体となり開催される「第29回 深草ふれあいプラザ」に出店する。当開催にあたり、食品関連の方からの寄付もあり、既に1100品以上の食品が集まっており、これまでの「無料スーパー」史上、最大規模で開催する。

・ 大学周辺の近隣住民だけでなく、地域の小学校や幼稚園にもチラシを配置。さらに深草区域外の地域住民にもアプローチ範囲を広げ、チラシ掲示やポスティング、ラジオ放送、SNSなどで呼びかけを実施。

 龍谷大学政策学部深尾ゼミナールでは、京都市の生ゴミの現状を研究し、将来的に生ゴミをなくすことを目標に活動しています。今回のイベントで行う「無料スーパー」とは、このままだと捨てられてしまうような賞味期限前の食品を寄付で集め、来場者に無料で提供し、食品が手付かずのままゴミになるのは「もったいない」という想いを伝える啓発イベントです。


1.第9回Kyo 0 market(「無料スーパー」)概要
日時 : 2019年10月20日(日) 10時30分~14時30分 
     (商品が無くなり次第、終了)
場所 : 藤森神社(京都市伏見区深草鳥居崎町609)
背景 : 日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の3割にあたる約2,800万トン。このうち、売れ残りや期限を超えた食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は約646万トンとされています。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量を大きく上回る量です。これらの現状を踏まえ、ゼミ活動の一環で京都府の生ごみリサイクル施設「エコの森」へ視察に行った際、 食べられる食品が大量に捨てられている現状を目の当たりにし、深尾ゼミで生ごみの循環、食品ロスの現状についてテーマ研究を行うことになりました。東京都多摩市のNPO法人「シェア・マインド」が行っている「無料スーパー」の取り組み等を参考に調査・研究を進め、食品ロス削減の啓発に焦点を当てた「Kyo 0(ゼロ)market」を開催することに至りました。

2.実施内容詳細:
 ①もったいない(無料)スーパー
 東京都などで既に行われている「無料スーパー」を参考にし、個人(一部企業)から食品を寄付で集め、来場者に無料で配布するというものです。

 ②子ども向け啓発ゲーム
 小学生にも食品ロスについて、学んでもらえるようクイズ形式のカルタゲームを行います。リサイクルした後のものがカルタに描かれており、リサイクルされる前の素材が読み上げられます。

3.食品回収日・回収場所
 2019年10月15日(火)11:00〜12:00
 於:伏見区役所深草支所内 エコまちステーション前  
 ※食品の条件
 ①未開封のもの ②常温保存できるもの ③賞味期限が10月21日以降のもの。

4.参考
 ■kyo 0 market(「無料スーパー」) の様子
 深尾ゼミでは、2018年4月からkyo 0 market(「無料スーパー」)を8回開催してきました。これまで行ってきたKyo 0 market取り組みでは、1,300品以上の食品が集まり、食品エネルギー約32万kcal、重さ約200kgもの食品を廃棄せずに循環させることが出来ました。今回は、前回よりも更に食品廃棄予定の食品を集め、多くの方に食品廃棄のことについて、考えてもらえるようなイベントといたします。




■深尾ゼミ FMラジオ番組情報
   深尾ゼミでは、毎月第1・3土曜日19時7分から30分間 FM79.7「Pick Upper~明日を考える30分~」にて、ラジオ放送を行っております。当ラジオ放送においても、日々のゼミ活動や当イベントに関する告知を行いますので、是非ご聴取ください。



問い合わせ先 龍谷大学 政策学部教務課 担当:奥村・石倉 TEL 075-645-2285