Need Help?

News

ニュース

2019.11.01

政策実践・探究演習「亀岡プロジェクト」クルベジ®を使ったスウィーツを企画・販売【政策学部】

 「亀岡カーボンマイナスプロジェクト」の一環でクルベジ®ブランドの野菜を使ったスウィーツの企画に取り組んでいる政策学部「政策実践・探究演習(国内)」亀岡プロジェクト(担当:大石尚子准教授)の学生20人が、2019年10月14日(月)、京都府亀岡市内で開催された「アグリフェスタ2019」にてクルベジ®ブランドのPR・販売にチャレンジしました。

 学生たちは前日からクルベジ®農家の中林弘一さんの調理場で材料の下ごしらえを済ませ、本番に臨みました。今年度2回目ということもあり、計画的にすすめることができました。


 販売メニューは玉ねぎジャムを使ったクレープ、かぼちゃクッキー、じゃがいも・さつまいもチップス、かぼちゃパフェ、おやきの6種。雨が降ったりやんだりのあいにくの天気でしたが、たくさんの方に商品を味わっていただけました。


 ブースでは野菜の旬を当てる射的ゲーム(協力:京都府地球温暖化防止活動推進センター)も開催。多くのお子さんが学びながら楽しんでくれました。参加者にはカーボンマイナスプロジェクトを紹介するフライヤー(下図)とチューリップの球根をプレゼントしました。



 クルベジ®を使った商品開発は、それ自体が目的というよりも、「亀岡カーボンマイナスプロジェクト」がめざす気候変動の緩和と地域の課題の同時解決のひとつのツールと位置づけています。大学や学生が単発で関わって終わりではなく、地域に受け入れられ、地域が担い手となるプロセスのデザインにどうつなげていくか、これからが正念場となります。

 これから学生たちは、これまでの学びの成果を総動員し、地球と地域へのインパクトも視野に入れた「クルベジ®商品のとりあえずの完成形」の企画に取り掛かります。来年2月には商品の試食&審査会を開催予定です。

「亀岡カーボンマイナスプロジェクト」について
龍谷大学は亀岡市、立命館大学、京都先端科学大学と協働で、「亀岡カーボンマイナスプロジェクト」に2008年から取り組んできました。このプロジェクトは大学、地元農家、小学校・高校等と協働で、亀岡の農業を元気にしつつ、CO2を削減して地球温暖化防止を目指す活動です。2008年から放置竹林から造った竹炭を堆肥に混ぜ農地に散布する「炭素隔離農法」の実証実験、その圃場(ほじょう、田畑の意)で栽培された野菜を「クールベジタブル(クルベジ®)」と認定し、6次産業化も含むブランド戦略、クルベジ®を使った食育・環境教育、クルベジ®認証システム構築、生産・流通の拡大、クールライスを使った日本酒オーナー制度、ソーラーシェアリングを使った実証実験、小学校・高校での食農教育などへ、活動は広がりを見せています。しかし本ブランドの地元普及が依然としてすすまない状況が続いています。そこで、クルベジ®の価値と魅力を高めるため、今年度から学生の視点を活かした商品開発に取り組んでいます。

政策実践・探究演習(国内)亀岡プロジェクトの学生がクルベジ®を使った商品開発にチャレンジ 9.27