Need Help?

News

ニュース

2019.10.30

障がい学生支援に関する教職員向け研修会を開催

小出常務理事は手話通訳をしながらご講演いただきました。

障がい学生支援室では、障がい学生支援について広く大学全体で共有することを目的に、教員向けの研修会を開催。今回は、今年4月に連携協力に関する協定を締結した、社会福祉法人全国手話研修センターの協力を得て、「聴覚障がいの理解と手話」をテーマに開催し、約30名の教職員、学生が参加しました。

 まず、障がい学生支援室コーディネーターから聴覚に障がいのある学生の状況(手話を主言語、補聴器や人工内耳を装着、病気等が原因で聞こえにくくなった中途失聴等)や修学支援の課題(ノート・パソコンテイクの質的向上、遠隔入力の導入、UDトーク(音声認識)の管理や活用の推進など新しいシステムへの対応等)、聴覚に障がいのある学生の声等、本学の聴覚に障がいのある学生の修学支援の現状と課題について報告しました。

次に、全国手話研修センターの常務理事 小出 新一氏から、「手話の歴史とろう者のくらし」をテーマに、手話の歴史や成り立ち、大学での手話授業の実態調査の紹介、手話を取り巻く社会状況等、分かりやすくご講演いただきました。

引き続き、手話実技として、同センターの日本手話研究所 手話総合資料室 髙塚 稔氏から、手で形を作る(テーブルやボール等)、手で表現してみる(りんご、バナナ、観覧車、飛行機やいろいろな乗り物やスポーツ、洋服の柄)、手であいさつをしてみる、をフロアの参加者と一緒に実技に取り組みました。最後に「龍谷大学」をどう手話で表現するかを教えていただきました。

 今回の取組を一つの契機として、障がい学生支援室では部署間で連携を取りながら誰もが過ごしやすい共生のキャンパスづくりを目指して取り組んでいきます。


「龍谷大学」を手話で表現しました。