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2019.11.29

経営学部特別講義「我が社の経営と京都」においてタキイ種苗株式会社 総務部長 本田 学 氏にご講義いただきました

 11⽉12⽇に⿓⾕⼤学・経営学部で開講している特別講義「我が社の経営と京都」においてタキイ種苗株式会社 総務部長 本田 学 氏による講義が、⿓⾕⼤学深草学舎にて⾏われました。

 本田氏には、会社概要、会社の歴史と現在、京都とのかかわり、そして「タキイ種苗の今後」を受講生にわかりやすくお話しいただきました。
 「種苗メーカー」であるタキイ種苗は、自社オリジナルの品種を研究開発から生産・販売まで一貫して行っておられます。質・量・コストの面において個人では作れないレベルのものを提供できてこその種苗メーカーであり、そこに種苗専門の会社としての存在意義があります。
 タネの品種には多くのニーズがあり、タキイ種苗の品種で代表的なものは、完熟した甘いトマトの流通に着目した「桃太郎トマト」、切花の需要に着目した「サンリッチヒマワリ」などがあり、このような顧客のニーズに細かく応えられている品種は、シェアも大きくロングセラーとなっているそうです。
 しかし、種苗ビジネスでは、品種の改良に長い時間がかかることや、地域や条件によって、同じ品種でも発揮される特性が変化することもあるなどの理由により、お客様に商品としての価値を認めていただける品種を継続的に提供していくためには、知識や技術を会社として蓄積・継承したものを提供することが大切とのことです。
 また京都から世界に広がった会社として、今後も京都にこだわっていきたいと、企業としての熱い思いを本田氏から語られ、学生たちは聞き入っている様子でした。受講後も途切れることなく質問がなされておりました。

 この特別講義は、優れた京都企業から総合的に学ぶために経営学部に設置された特別科⽬です。優良京都企業がどのような経営を実践して現在に至っているか、経営者による連続講演を通して企業経営の実際的理解が深められることを講義⽬標としています。
(担当教員 細川 孝)