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2019.11.15

~バラの栽培と公園運営 ~ 「花き・野菜園芸学Ⅱ」にて講演会を実施

2019年10月29日(火)2講時、「花き・野菜園芸学Ⅱ」にて、京阪園芸株式会社 取締役 PMO事業部 事業部長兼総合デザイン室長の巌野 嘉明 氏をお招きし、「バラの栽培と公園運営」と題してご講演いただきました。
初めに、講師の勤務する「京阪園芸」を例にあげ、園芸/造園会社の事業内容が紹介されました。同社は大型都市公園・大規模団地・高速道路SA/PAのガーデンの設計・施工・植物管理を行っています。身近では、大津市の「びわ湖大津館」で最新のバラ園の運営と比叡山山頂の「ガーデンミュージアム比叡」ガーデンの整備と植物管理を担当しています。続いて、講義の本論として、バラの植物特性(バラ科バラ属)・原生地(中央アジア・ヒマラヤ周辺)・分布拡大(日本列島に多数の固有種)・バラの栽培と増殖・バラを取り巻く経済環境・社会環境の変化と都市公園管理の深化・「園芸」の効用・農学部での学びを生かす(造園施工管理技士)について講義されました。
本講義は、農学部学生が園芸・造園領域の現状を理解し、将来の進路を考える際に役立つことを期待して行っています。本講義に加えて、5月・10月のバラの開花シーズンに、「びわ湖大津館」イングリッシュガーデン(バラ園)の見学会を行っています。今年度は学科と学年の枠を超えて、春秋を合わせて100 名弱の学生が参加しました。植栽された園芸品種や就職活動の実際について活発な質疑が行われ、参加した学生のこの分野への関心が高いことがうかがわれました。