Need Help?

News

ニュース

2019.11.25

JAレーク大津 第27回農業まつりにて「近江かぶら」などの伝統野菜をPRしました【REC】

2019年11月23日(土・祝)、大津市皇子山総合運動公園にて開催されました「JAレーク大津 第27回農業まつり」にて、龍谷エクステンションセンターと龍谷大学瀬田キャンパスで活動している「郷土野菜サークル『農友』」は、「近江かぶら」などの伝統野菜をPRしました。

「近江かぶら」は約400年の歴史を持つ古来からの白かぶで、形状は上部が扁円で下部がくぼみ、見た目は“逆ハート型”をしています。現在ではほとんど栽培されなくなったことから、龍谷大学と大津市、JAレーク大津、滋賀県などと連携し復活に向けて取り組んでいます。2018年からは「郷土野菜サークル『農友』」も本取り組みに参画し、「近江かぶら」の栽培や加工、PRなどに取り組んでいます。今回の「JAレーク大津 第27回農業まつり」での出展では、「近江かぶら」のほか、「郷土野菜サークル『農友』」が栽培している日野町の「日野菜」、彦根市の「大薮かぶら」も併せて展示し、伝統野菜のPRを実施しました。


以下、「郷土野菜サークル『農友』」代表の秦菜月さん(農学部1回生)のコメントです。
「11月23日、郷土野菜サークル『農友』はJAレーク大津農業まつりにて、「近江かぶら」のPR活動をしました。かぶらの宣伝の際「近江かぶらをご存じですか?」と質問すると「近江かぶら」を知っている方はほとんどおられません。「近江かぶら」の子孫と言われている「聖護院かぶら」はかなりの方がご存知ですが、今回の農業まつでも私達が持参した「近江かぶら」の実物を見て「何これ?」とその扁平なビジュアルの珍しさに沢山の方が足を止めてくださいました。どんな風に食べるのかという質問も多く「代表的な食べ方はお漬物ではあるけれど、農友のメンバーはシチューにしたり、ラザニアにしたり、現代の人にも親しみやすい料理にしている」と紹介しました。農業まつりでは、私たち以外にも沢山の方が出品されており、珍しい野菜や、新鮮な野菜が多く販売されており、思わず両手いっぱいに野菜を買いました。私が購入した野菜のひとつに自然薯があります。普段スーパーで見かけないけど「粘りがあってものすごく美味しい高級食材」というイメージが頭の中によぎり、食べたこともないのに、思わず手を伸ばしてしまいました。現在は生産者が少ない「近江かぶら」も、同じように消費者の「近江かぶらって美味しいらしいよ」という脳内イメージを広めていくことで、近江かぶらの需要も広がってくるのではないかと思います。12月1日には龍谷大学瀬田キャンパスにおいて「全国在来かぶらサミット2019in滋賀」が開催されます。郷土野菜サークル『農友』は主催団体として参画し「近江かぶら」のPRや漬物の試食を実施します。
郷土野菜サークル『農友』は、これからも「近江かぶら」の美味しさを多くの方々に伝えられるよう活動していきます。さらには、滋賀県内だけでなく全国の郷土野菜を栽培することにより、多くの伝統野菜を後世に残せる活動を展開します。今後の活動にもぜひご注目ください。」