2019.12.11
【ゼミ紹介】文化遺産学専攻基礎ゼミのフィールドワークを実施(文化遺産学専攻・木許 守先生)【文学部】

文化遺産学という学問分野にとって、「モノ」を観るということは研究の基礎となります。そこで、文化遺産学専攻の授業では、そうした研究の基礎的姿勢を学ぶためにフィールドワークを取り入れています。
12月8日(日)に、文化遺産学基礎演習B(イ)クラスが「世界文化遺産 古都奈良の文化財」に出かけました。このクラスでは、現在、文化遺産の保存と活用について学んでいます。文化遺産の保存や活用を行うためには、その背景に所有者や行政などの弛まない努力があるわけですが、それが形としてどのように現れているのかということを各自が確認するという目的です。当日は、建造物班、伝建(伝統的建造物)班、史跡班などに分かれて、奈良公園周辺や平城宮跡の文化遺産を見学しました。後期の後半の授業では、それぞれの文化遺産の保存と活用に関して、各班ごとにテーマを設定してその現状と課題などについてグループ発表します。フィールドワークは、グループ発表のための基礎作業の一つとして位置づけられるものです。