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2019.12.25

【報告】第9回矯正・保護ネットワーク講演会の開催について

 12月21日、龍谷大学矯正・保護総合センター主催の第9回矯正・保護ネットワーク講演会を龍谷大学響都ホール校友会館(京都市南区)において開催しました。
 この講演会は、センターの社会貢献活動の一環として、2011年度から実施しているもので、矯正・保護の実務家や関係する行政機関、民間団体、企業家、専門職の方、地域の方など、矯正・保護の問題に関心を寄せる人々に対して、それぞれの思索と相互理解を深めるため、議論・研修の場を提供することを目的としています。
 今年度は「居場所と出番」をテーマにNPO法人抱樸理事長の奥田知志氏を講師にお招きしご講演いただきました。当日は300名を超える方が参加しました。講演では、これまで多くのホームレスの人々を支援してきた自身の経験と活動に基づき、「つながり」と「出番」の重要性についてお話しいただきました。講演の最後に、現在、奥田氏が更生を支援している下関駅放火事件を起こした福田九右衛門氏にもご登壇いただき、現在の生活の様子や心境などを伺いました。講演会は盛況で、当日参加された多くの方から「とても良かった」とお褒めのお言葉をいただきました。講演会の内容については、2020年9月発行予定の「龍谷大学矯正・保護総合センター通信第13号」に掲載する予定です。当日、お越しになれなかった方につきましては、先のセンター通信でご覧いただければ幸いです。(※センター通信の送付をご希望の方は、センターHPからお申し込みください。)

<当日の内容>
 総合司会 井上善幸(龍谷大学矯正・保護課程委員会委員長)
13:30 開演
 挨拶・趣旨説明・講演者紹介
  浜井浩一(龍谷大学矯正・保護総合センター長)
  
13:40 講演(※講演の冒頭、奥田氏の活動が取り上げられたドキュメンタリー番組を上演<約25分>)
 講演者  奥田知志氏<NPO法人抱樸理事長>
 演 題 「居場所と出番さえあれば人は更生できる~下関駅放火事件を例に考える~」

※講演の最後に、現在奥田氏が支援している福田九右衛門氏にもご登壇いただきました。

15:35 閉会


講演会の趣旨説明などを行う浜井矯正・保護総合センター長


講演会の様子⓵(講演する奥田氏)


講演会の様子⓶(講演する奥田氏)


講演会の様子⓷(福田氏に現在の様子を聞く奥田氏)