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2019.12.18

龍谷大学×京阪ホールディングス連携プロジェクト 「八幡周辺の賑わいを創造しよう!」成果報告会が開催されました【REC】

12月17日、龍谷大学町家キャンパスにて、「龍谷大学×京阪ホールディングス連携プロジェクト『八幡周辺の賑わいを創造しよう!』成果報告会」が開催されました。

龍谷大学では産官学連携事業の一環として、2017年度から、京阪ホールディングス株式会社と連携した、京阪沿線の地域を活性化するプロジェクトを、学内の有志学生を年度ごとに募集し、実施しています。

2019年10月1日から深草キャンパス最寄りの深草駅が「龍谷大前深草」駅に名称が変更され、同時に八幡市駅が「石清水八幡宮」駅へ名称が変更されたのを機に、テーマ設定がなされました。

京阪八幡市駅付近には、「石清水八幡宮」をはじめ、松花堂弁当の由来に因んだ松花堂庭園など、観光地として相応しいコンテンツが多く存在します。しかし、現状では、初詣や淀川河川公園背割堤への花見の時期には大変賑わいを見せますが、それ以外の時期の観光客の来訪はそれほど多くない状態です。

このため、京阪ホールディングスと、本学で協議の上、2019年度のテーマを「八幡周辺の賑わいを創造しよう!」とし、この課題を解決するために、2019年夏から、学生グループが、八幡市観光協会や、八幡市立松花堂庭園・美術館へのインタビューや現地でのフィールドワークを重ね、方策の検討を進めてきました。

学生は、石清水八幡宮エリア、松花堂庭園・美術館周辺エリアの2班に分かれ、誘客のためのイベントや、特産品や歴史を活用した飲食物、土産物についてそれぞれ発表しました。


発表後は、参加者の方々から、収支構造や実現可能性、安全面の確保等、鋭い質問が投げかけられ、学生は最初は緊張の面持ちで、しかし堂々と、3ヶ月間で調べ上げてきた内容と分析を基に、的確な回答をしていました。

京阪ホールディングス株式会社経営統括室事業推進担当部長の南谷雅和様、八幡市長の堀口文昭様をはじめ、関係各位から講評を頂戴し、具体的な事業に落とし込む際の、収支面の根拠の不明確な部分について厳しくご指摘をいただくとともに、調査の綿密さ、提案内容、的確な質疑への応答について、高い評価をいただきました。

入澤学長から閉会の言葉をいただき、町家キャンパスの歴史的な建築物の中で、皆さんで記念撮影を行い、解散となりました。

地域の現場の課題を学生が自ら行動し学び、考え、それを地域と関わる企業の方へ提案することを通じ、学生が、企業や行政の方の経営判断に触れる貴重な機会となりました。ご協力いただいた京阪ホールディングス株式会社様、八幡市様、八幡市住民の皆様、誠にありがとうございました。