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2019.12.23

実習報告会&卒業生の集い

こども教育学科 保育実習Ⅱ・保育・教職実践演習 実習報告会

実習報告会は、2年生が実際に体験した保育所(園)実習、施設実習、幼稚園実習を振り返り、報告する授業です(当日は4回目の報告会、11月下旬より毎週開催)。この日は1年生に加え、卒業生も参加し、在学生と卒業生、教員相互の学びのひとときとなりました。
3つのクラスが、知的障がい者施設(保育実習Ⅲ)、幼稚園(教育実習)、保育所(保育実習Ⅱ)での実習体験を交えた報告をしました。具体的にはプール指導のあり方、実習記録のあり方、保育室での子どもの見方(全体と個人とのバランスや配慮)などが論点となり、在学生や卒業生との活発な質疑応答を重ねました。
 この報告会のねらいは、保育や支援の正解を軽々に導くのではなく、参加者が「もし自分が実習生/職員だったら…その対応でよかったのか」など自分の事として問いなおし、思考を巡らせてみる機会です。反省的実践家(reflective practitioner)と言われる保育者だからこそ、「やりっぱなしにしない」実習教育は、「常にわが身を省みて」(浄土真宗の生活信条)の実践であり、建学の精神にも裏うちされています。なお、各クラスでは実習報告会に備え、丁寧な話し合いを重ね、その成果をレジュメやパワーポイント、ロールプレイ、オリジナル動画などを駆使して問題提起し、フロアーの在学生や卒業生、教員との質疑応答を熱心に重ねる場が報告会となります。
例年、12月は1年生、卒業生も参加できるように土曜日に開催しています。1年生は年明け2~3月にかけて行われる、初めての教育実習、保育実習をひかえ、実習とはどのような学びなのか、どのような心構えで臨めばよいのかなど、教員からの指導のみならず、先輩の体験談や実習報告にふれながら、主体的に学びを深める機会として重要視しています。
また、卒業生の参加はいつもの学生間あるいは学生・教員間の質疑応答の質を格段に高めてくれる効果があります。良い意味での緊張感をもたらしてくれます。いつも子どもたちや利用者の生活に寄り添って働く先輩たちだからこそ、語られる言葉1つひとつに重みや説得力が感じられ、実習報告会になくてはならないスパイスになっています。卒業生はそれぞれの職場でのキャリアをふまえ、後輩たちのさまざまな気づきや戸惑い、素朴な疑問に耳を傾けながら、時に自らの学生時代と照らし合わせて適確なアドバイスをしてくれます。このひとときは、在学生と卒業生がシンクロする、共鳴しあう豊かな瞬間であったと思います。

こども教育学科 卒業生の集い

実習報告会にひき続き、卒業生のつどいを開催しました。
思い出深いこども教育多目的室で、卒業生と教員との和やかな時間となりました。卒業生一人ひとりの近況報告に耳を傾けながら、卒業後の喜怒哀楽を垣間見ることができました。参加者は保育所や幼稚園、放課後デイサービスに勤務する保育者でしたので、仕事の魅力ややりがいが語られる一方、仕事の厳しさや課題も話題にあがり、在学生にも是非聞いてほしい内容でした。
卒業生のみなさん、ご多忙のなか、ご参加ありがとうございました。再会を楽しみにしています。在学中は「やりっぱなしにしない」、卒業後は「出しっぱなしにしない」をめざす、こども教育学科です。


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