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2019.12.27

京都コングレス・ユースフォーラム第1回事前勉強会事後レポート(番外編)【犯罪学研究センター】

ユースフォーラムに向けて「第1回 事前勉強会(国立京都国際会館)」に参加

2020年4月20日~27日、国立京都国際会館で「京都コングレス(第14回国際犯罪防止刑事司法会議)」が開催されます。来春の京都コングレスに関連して実施される「京都コングレス・ユースフォーラム」への龍谷大学チームの参加に向けて、犯罪学研究センターでは「京都コングレス・ユースフォーラムへの道のり」と題して、参加学生の皆さんの活動の様子をシリーズで紹介していきます。


国立京都国際会館

国立京都国際会館


2019年12月7日、国立京都国際会館でユースフォーラム参加学生のための「第1回 事前勉強会」が開催されました。当日はユースフォーラム参加学生が集い、法務省関係者から重要事項の説明と学生間のディスカッションが実施されました。
今回の勉強会に参加した2名の学生によるレポートを紹介します。
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【第1回事前勉強会(国立京都国際会館)に参加して】


山下敦史(本学法学部法律学科2回生・石塚ゼミ)

山下敦史(本学法学部法律学科2回生・石塚ゼミ)


前多力斗(本学法学部法律学科2回生・浜井ゼミ)

前多力斗(本学法学部法律学科2回生・浜井ゼミ)

今回の勉強会では、京都の高校生や大学生を中心に約40名が集まりました。ユースフォーラム当日は日本人だけで80名の参加が予定されているので、今回よりもさらに多い人数で議論することになります。ユースフォーラム本番では、自分たちが大人数に埋もれることのないようにしっかりと発言していこうと思いました。

他校の学生が集う勉強会は、今回が初開催ということもあってか、会場には程よい緊張感が漂っていました。プログラムは全体説明、分科会別勉強会(ディスカッション)、全体事務連絡の順に進行していきました。
全体説明では、ユースフォーラムについての説明、前回のドーハ大会の成果、外国人参加者の現状、勉強会の目的や内容について法務省職員の方々から説明がありました。ユースフォーラムは、前回のドーハコングレスで初めて実施された取り組みで、世界の若者が参加する犯罪防止・刑事司法分野のフォーラムで、「京都コングレス」に先だって開催される予定です。その目的は4つあります。(1)若者の意見をコングレスにおける実務家・専門家の議論に反映させること、(2)世界の若者が将来につながるパートナーシップを構築すること、(3)ユースフォーラムの運営や議論を通じて国際感覚を持った人材を育成すること、(4)犯罪防止・刑事司法関連施策(例えば、再犯防止、法教育の推進など)に対する国民的理解を促進することです。前回のドーハコングレスの開会式では、「ドーハユースフォーラムの宣言」が国連事務総長に提出されました。今回は世界中の若者120名ほどの参加が見込まれており、さまざまな国の若者と議論を交わす絶好の機会になります。そこで今回の勉強会では、分科会の知識を深めることはもちろんのこと、本番で議論することを意識した発言が求められました。

私たちは「分科会2:法遵守の文化を醸成するための若者の教育」に関するディスカッションに参加しました。メンバー紹介、事前提供事例の確認および質疑応答、ディスカッション、総括・課題整理という流れで進められました。どのようなメンバーがいるのか、どのように議論が進んでいくのかという雰囲気を味わうことができました。ディスカッションでは、「法遵守の文化」とは何か、「法遵守の文化」を醸成するための具体的方策とは何かという点について話し合いました。また、議論をする上で外せないポイントとして、法とは何か、遵守とはどのようなことなのか、文化とは何なのかをメンバーで確認し、現段階で自分たちが考えられる方策を検討しました。

2020年3月1日に開催される「第2回勉強会」は全て英語で行われます。次回までに、今回議論した内容を踏まえながら自身の考えを深め、それを相手に上手く伝えられるようにしたいです。また、英語に関しては、ネイティブの人の話を理解して話すことができるようにリスニング、スピーキングスキルを磨いていきます。

山下敦史、前多力斗