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2020.01.08

龍谷大学&滋賀県人権啓発講演会「人権の根源は、個人の尊重~この発言、この行動、大丈夫?~」を開催しました【REC】

2020年1月7日(火)、龍谷大学瀬田キャンパスにて、龍谷大学&滋賀県 人権啓発講演会「人権の根源は、個人の尊重~この発言、この行動、大丈夫?~」を開催しました。

本講演会は、滋賀県が実施している「若年層向け人権啓発講義」の一環で、本学においては昨年に引き続きの開催となりました。
今回は課外活動部員を対象に「人権の根源は個人の尊重~この発言、この行動、大丈夫?~」と題し、奥野 恒久 龍谷大学 政策学部 教授に講演をいただきました。

龍谷大学は「人権に関する基本方針」を策定し、本学に関わるすべての人が差別やハラスメントなどの人権侵害を受けることなく学び、働き、関わり合えるよう保障することを宣言しています。
また本学では「ハラスメントの防止等に関する規程」を制定し、ハラスメントの発生を事前に防止するための啓発活動に努めています。
これらのことを背景に、本講演においては、クラブ活動やアルバイトにおける発言を例に挙げたケーススタディの実施や、「個人の尊重」を出発点とする日本国憲法の人権尊重主義を中心に多くの具体的な事例を題材に挙げていただき、丁寧に説明いただきました。

「中学校や高校におけるクラブ活動の多くは「全体主義」を強いている傾向があり、大学においてもその傾向が多々見られますが、「個人の尊重」という視点に立ち、多様なタイプがそれぞれの持ち味を発揮できる集団や社会こそ、誰にとっても居心地がよく「総合力」を発揮できるのではないか」という、奥野教授の強いメッセージで講演会は締めくくられました。

講演会には約120名の学生たちが参加し、講演会終了後も奥野教授に個別に質問に行くなど、熱心な様子が見受けられました。
参加した学生たちにとっては、本講演会を通して、クラブ活動やアルバイト、ゼミなど大学生活における「個人の尊重」を強く意識する契機に、さらには、「人権の問題」は他人ごとではなく、常に自身の身の回りで起こりえる自分ごととして捉える、貴重な機会となりました。