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2020.01.10

図書館司書課程 特別講義「図書館司書としてあるべき姿 ~民主主義と図書館~」の開催【文学部】

八幡市立図書館の元館長、現在児童図書館研究会京都支部代表 出口宏子先生

 文学部開講科目「図書館サービス概論」では、図書館サービスの考え方と構造、すなわち、資料・情報の提供、他機関との連携・協力、課題解決支援、障碍者・高齢者・多文化、著作権等の基本的な図書館サービスの理論と実践について学んでいます。この科目は、図書館司書を目指して資格を取得できる図書館司書課程の必修科目です。

 2020年1月6日(月)には、総括として、八幡市立図書館の元館長、現在児童図書館研究会京都支部代表である出口宏子先生をお招きし、「図書館司書としてあるべき姿 ~民主主義と図書館~」と題し、特別講義を実施いたしました。

 図書館司書は自館の蔵書を知り、利用者を知り、利用者の本当の求めを見極め、利用者と対峙します。出口先生はさまざまな境遇の図書館利用者に寄り添いつつ、図書館長としてのご経験を含め約30年間公共図書館の現場で働いて来られました。図書館司書としてどうあるべきか、さまざまな具体例を交えお話しいただきました。

 参加した学生は、将来図書館司書として利用者の本当のニーズに応えるため、学生の間から準備できる心構えなどを質問していました。実際の公共図書館でのご経験を拝聴できたことで、教室での学びの振り返りとして大変良い勉強になったようでした。