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2020.01.29

電子情報学専攻修了生(木村睦研究室)が執筆した論文が、国際論文誌 IEEE Transactions on Electron Devices で出版されました

冨岡圭佑さん(電子情報学専攻修士課程修了(2018年度)/現在、シャープ株式会社 ディスプレイデバイスカンパニー所属)が筆頭著者の論文が、国際論文誌 IEEE Transactions on Electron Devices で出版されました。
この雑誌は、Impact Factor = 2.704 の権威ある国際論文誌です。
※冨岡さんは、在学時に木村睦研究室に所属して研究を行っていました。

◆論文名:
Retinal Prosthesis using Thin-Film Devices on a Transparent Substrate and Wireless Power Transfer (透明基板の薄膜デバイスと無線電力伝送を用いる人工網膜)

◆論文執筆者:
冨岡圭佑(電子情報学専攻修士課程 修了(2018年度))
木村睦(電子情報学科 教授)
石崎俊雄(電子情報学科 教授)
豊田 航平(電子情報学科4回生)
他2名

◆概要:
人工網膜は、視覚障害者の視力感覚を回復する技術である。今回、透明基板の薄膜デバイスと無線電力伝送を用いた人工網膜を開発。失明原因の大半を占める疾患に対し、視力を回復できる可能性をもつ。また、これまでの人工網膜は有線接続が必要なものが多く、生活の質(QOL)が著しく損なわれたが、開発した人工網膜は完全埋め込み型のため、生活の質(QOL)を落とさない。
今回、豚の眼球に開発した人工網膜を埋め込んだ動作確認にも成功しており、今後の実用化が期待される。

 IEEE Xplore digital Library


人工網膜の画素電極の顕微鏡写真