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2020.03.02

産学連携・アクティブ・ラーニング型研修「劇で学ぶSDGs」を実施【経済学部】

2020年1月31日(金)に、経済学部の神谷 祐介ゼミの2、3年生4名(富田 壮真さん、市場 裕朗さん、磯田 大地さん、崎野 知哉さん)と谷 直樹ゼミの3年生1名(内畑谷 幸宜さん)が、三重県四日市市にある(株)ファーストステップへ訪問し、産学連携・アクティブ・ラーニング型研修(社外研修)にて「劇で学ぶSDGs」を行いました。

この研修は、(株)ファーストステップの丹生様が、これまで神谷ゼミの富田さんが中心となり、京都市内の小学校などで行ってきた「SDGsワークショップ」に興味を持っていただいたご縁で実現したものです。

当日は、はじめに学生たちが、龍谷大学の学生を対象とした、SDGs就活の現状に関する計量分析について、プレゼンテーションを行いました。そして、次に、ビジネスにおけるSDGsの重要性について紹介をした後、グループごとにSDGsを反映させた企業活動やサービス内容を創作演劇で表現し、提案しました。演劇では、学生のファシリテートにより、大いに盛り上がり、会場にいる全員にとって大変有意義な時間を過ごすことができました。

最後の振り返りのアンケートでは、「冒頭のSDGsの説明からグループワークまで非常に面白く、またこれまでSDGsについて自ら表現する機会がなかったため、今回の研修はとても勉強になった」との感想や、「今までもSDGsについて会社で勉強をしていましたが、今回の研修で、より深く考えるきっかけになった。今後の取り組みに活かしていきたい」など、研修を受けた社員の方々から様々なコメントをいただきました。

以下、研修後の神谷ゼミ生2名による感想をご紹介します。

富田 壮真さん
当初、学生が企業向けに研修を行うことに不安な気持ちもありましたが、事前にしっかりと準備を重ねていたこともあり、研修当日は、とても楽しむことができました。今回は、演劇を活用した研修を行いましたが、研修の記憶として残るものが、単なる「演劇が楽しかった」にならないよう、社員の皆さまにしっかりとインプットしてもらうためにはどのように研修を進めたら良いのかを考え、工夫を凝らしました。その結果、アンケートでは、多くの社員の方にSDGsの理解度や重要度が上がったとの声を聞くことができたので、非常に嬉しく思います。今回、丹生様をはじめとする、関わっていただいたすべての方々に、貴重な経験をさせていただいたことを感謝したいです。

市場 裕朗さん
私たちはこれまで「皆の心に残るものがしたい」という思いから、若い世代を対象にSDGsについて楽しく触れられ、深く学べる研修を実施してきました。そして今回は、初めて企業向けに演劇や私たちの研究発表等を交えた研修を行うことで、SDGsへの理解を深めていただくとともに、これからの企業の取り組みとして活かすことができるようにと考えていました。今回の経験を通じて、私たち学生が企業の方々と関わることができたからこそ、自分たちにもまだまだできることが多くあるのだと深く考えさせられました。これからも人と人とのつながりを大切にしながら、それぞれの可能性を大きく広げ、今後の活動と向き合っていきたいです。改めて、このような貴重な機会を頂いた(株)ファーストステップの皆様に感謝いたします。

経済学部では、今後も神谷ゼミが中心となり、行動へつなげるためのSDGsの普及や企業研修などの活動を実践をしていきます。