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2020.03.06

実習先寺院での動物福祉イベントとの協働【社会共生実習】

2月23日に、社会学部の科目「社会共生実習(お寺で地域づくりプロジェクト)」(担当教員:コミュニティマネジメント学科 古莊匡義)にて、現場実習が行われました。
 本プロジェクトでは、受講生がお寺で行われている地域活動に参加しながら、現代の地域社会におけるお寺や僧侶の役割について学び、その学びを生かした寺院内外での活動を企画することが求められています。
 この日は、実習先の一念寺(京都府京都市下京区)で動物福祉団体Pawer.(参考:http://pawer.jp/ )が年に6回開催しているイベント×譲渡会「いぬとねこ」に参加し、会場で受講生が作成したポスター「お寺で生命について考える」を掲示しました。受講生は前期の活動で「いぬとねこ」の活動に参加し、会場を提供しているご住職やPawer.の代表、イベントに参加されている一般の方々に取材をしました。その際、Pawer.が仏教に共感して一念寺を会場として選んだわけではないことや、仏教と動物福祉を結びつけて説明する展示がないことを知りました。そのため、受講生は動物の生死に関する仏教の考え方や、譲渡会をお寺で開催することの意味について来場者に伝えてみたいと考え、ポスターの作成・掲示を行うことにしました。
 当日は一念寺に30匹もの猫が集い、猫を譲り受けたい方も多数来場されて、猫を保護されている方と交流されていました。多くの来場者が受講生のポスターに目を留めていただき、中にはすべてのポスターをじっくりとお読みくださった方もおられました。実習でお世話になった方と協働する機会をいただき、受講生は大きな学びを得ることとなりました。


実習先の一念寺


「いぬとねこ」の動物愛護に関する展示の一部


受講生の作成したポスター展示


保護猫を見る受講生(左)