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2020.03.11

東日本大震災追悼法要で社会学部生が復興支援報告【社会学部】

2020年3月6日、瀬田学舎の樹心館にて、東日本大震災追悼法要が行われました。
15,899人の方々が亡くなられ、2,529人の方々が行方不明となった東日本大震災から、9年が経ちました。
本学では、これまでに、のべ700名近くの学生や教職員が、本学が主催する復興ボランティアに参加し交流するとともに、復興イベントを実施し、臨床宗教師の実習をおこなう等、被災者に寄り添った支援を続けてきました。
また、建学の精神の実践として仏教SDGsの取り組みを展開し、持続可能な社会と地域のあり方を発信しているところです。

今回行われた追悼法要では、宮城県石巻市での復興支援活動や福島スタディツアーを実施してきたボランティア・NPO活動センターの学生スタッフなどによる報告会も実施されました。
社会学部現代福祉学科3年の朝倉 勇人さんは、1年生の時から石巻市や福島県へ計6回訪れています。
今回は「復興のために乗り越えないといけない課題等について、学生自身が五感をフルに使って“今”を見、そこに生きる人々の言葉を受け止め、自分自身の問題として、福島について考えるきっかけとなること」を目的とした福島スタディツアーへの参加で感じたことを、社会福祉の目線も取り入れながら報告がなされました。

以下、朝倉さんの報告。
「私は、昨年社会福祉協議会に実習にいきました。地域住民が安心して生活できるようにするにはどうすればいいのか、そのためには多くの人の協力が必要です。人は一人では生きていけず、多くの人に支えられていることを改めて学びました。そんなこと当たり前だと思うかもしれませんが日々そのことに感謝して生活していますか。(中略)
今、この震災に向き合って活動されている方が大勢います。決して過去の出来事として終わらせてしまうのではなくそれを私たちが今しっかりと受け止めることが重要だと思います。(中略)
震災はまだ終わっていません。今でも続いています。決して他人事ではありません。」

現地の状況や、被災された方の想いを伝えるとともに、「私たちが何をすべきか」を考えさせられる報告会となりました。