2020.04.03
「漬物グランプリ2020」で農学部 資源生物科学科 の学生が「金賞」を受賞【農学部・REC】
「漬物グランプリ2020」にて、本学農学部 資源生物科学科2回生の秦 菜月さんが「金賞」を受賞しました(作品名:春の日の)。「漬物グランプリ」には2017年から出場しており、毎回、本学の学生は決勝大会に進んでいます。今回の「漬物グランプリ2020」大会においても、一次審査、二次審査の通過を経て、決勝大会に出場する予定でしたが、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の状況により「漬物グランプリ2020決勝大会」が中止となり、今回の受賞に至りました。
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今回受賞した作品「春の日の」は、秦さんが実行委員会メンバーとして参画した「全国在来かぶらサミット2019in滋賀」(2019年12月1日開催@龍谷大学瀬田キャンパス)内で、100名を超える参加者への試食品として提供したもので、作品をつくるにあたり、同じ実行委員会メンバーであるJAグリーン近江様に原材料の日野菜の提供を頂いたり、滋賀県漬物協同組合様には漬物についての勉強会やアドバイスをいただき、今回の受賞につながりました。
作品名:春の日の
説明:滋賀県日野町の伝統かぶらである「日野菜」を使用す。豆腐、ごま油、味噌、出汁を滑らかになるまで混ぜたソースで桜をイメージした日野菜と、新緑をイメージした枝豆を漬けた。ご飯のお供としてだけでなくヘルシータルタルソースとして揚げ物にかけたり、お茶漬けに入れても美味しい漬物。
以下、受賞した秦 菜月さんのコメントです。
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今回、漬け物グランプリに提出した「春の日の」には、滋賀県日野町の伝統かぶらである「日野菜」を使用しています。
昨年の梅雨の時期に、滋賀県日野町の日野菜畑や加工工場を見学させていただいた際、日野菜の歴史や地域の方々の日野菜への愛情をお聞きし、綺麗な桜色のかぶらを目の当たりにして、「絶対に漬け物グランプリで使おう」と決めていました。
「漬物グランプリ2020」への挑戦にあたっては、メインとなる日野菜をJAグリーン近江の方に提供をしていただいただいたり、滋賀県漬物協同組合による漬物勉強会を龍谷大学で開催していただきました。
また、昨年12月に龍谷大学で行われた「全国在来かぶらサミット2019in滋賀」では「春の日の」の試食を作り、参加してくださった沢山の方々の意見を参考に、改良を重ねました。サミットでは、試食品を「美味しい」と言っていただいたり、食の余りを全てもって帰ってくださった方もおられ、自分の作品に自信を持つことができました。
一次審査の結果通知が手紙で来たときはとても驚きましたが、ここまで協力してくださった方々に感謝を伝えるにはこのまま勝ち上がるしかない!と思いました。そして、二次審査の結果が決勝大会への「通過」ではなく、「金賞」だったことにまた驚きました。最終審査が中止になってしまった為でしたが、それでもとてもうれしい結果です。
これまでご協力してくださった方々には感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
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【「漬物グランプリ」出場のきっかけ】
本大会出場のきっかけは、本学と「産学地域連携基本協定書」を締結(2014年)した滋賀県中小企業団体中央会の会員組合である滋賀県漬物協同組合と本学農学部食品栄養学科との産学連携による取り組みです。「近江つけもの」のブランド化を目指すというテーマのもと、「近江つけもの」や関わりの深い近江の野菜等について学び、その後、同協同組合と本学教員・学生が連携し、新しい「近江つけもの」のレシピ開発を進めてきました。
なお、「漬物グランプリ」には、2017年から毎年出場しており、滋賀県漬物協同組合による学生向けの漬物勉強会を開催いただいています。