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2020.02.24

仰木の里 勉強会第2弾「エディブル・スクールヤードの取り組みをまちづくりに」を開催しました(学生まちづくりLab)【REC】

2020年2月23日、仰木の里市民センターにて「学生まちづくりLab in 仰木の里」の活動内容の紹介と勉強会第2弾「エディブル・スクールヤードの取り組みをまちづくりに」(講師:西村 和代 氏(一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン共同代表))開催しました。

◇第2回勉強会
「エディブル・スクールヤードの取り組みをまちづくりに」
講師:西村 和代 氏(一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン共同代表)
<概要>
エディブル・スクールヤードは、アメリカの公立学校で始まった「食べられる校庭=食育菜園」で、子どもたちのこころと手や頭をつなぎ「生きるちから」や「いのちの循環」を学ぶ教育活動プログラムである。
その活動のベースとなる菜園は、学校と地域が結びついて地域づくりに活用することができるため、アメリカや東京で実践されている事例をふまえて、仰木の里学区の取り組みを考える。

勉強会第2回目となる今回は、エディブル・スクールヤード・ジャパン共同代表の西村 和代 氏を招き、「エディブル・スクールヤードを活かした地域づくり」というテーマで講演を行って頂きました。
以前より「学生まちづくりLab」の学生研究員の間では「エディブル教育」に関する理解を深めてきましたが、住民の皆様とエディブル・スクールヤードを詳細に学ぶのは、今回が初めてのことでした。
日本の食育とエディブル食育の違いは、ただ単に「食を学ぶ」だけでなく、食を用いて何かを学ぶ「食で学ぶ」というという意味合いがエディブル食育には含まれています。ここの違いに大きく頷く参加者の皆様の姿を見て、エディブル食育が、日本で一般的に行われている食育より発展したものであるということを感じていただけたのではないでしょうか。
加えて、「もし、仰木の里で学校菜園を行うなら、皆様はなにができるか・地域として何ができるか」というテーマでディスカッションな行われましたました。
ディスカッションでは、「子どもたちが作った野菜を道の駅などで売るのはどうか」「運営する場合、誰が・何を・どのように行うのか等の役割分担とメインの担い手が必要である」「子育て世代のママさんは孤独を感じており、ガーデンの存在が彼女らの居場所づくりにつながるのではないか」など多くのアイデアが共有されました。

今年度の事業は今回の勉強会で終了です。また、大津市と龍谷大学との連携事業としての取り組みも一旦ここで区切りとなります。
「学生まちづくりLab」としては、この2年間で関わった仰木の里での研究活動を通して、近い将来、必ず来るであろう危機にいつでも対応できるような地域づくりを多世代間で協力して行うことが今後より一層必要であることを強く認識しました。
大津市との連携事業を終えることで仰木の里との縁が終わるのではなく、これからも引き続き仰木の里にて活動ができるよう、「学生まちづくりLab」は「龍谷大学まちラボFAN」と名称を変更し、学生研究員を中心にさらに活動を展開していく予定です。今後の活動にぜひご注目ください。