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2020.04.24

新任教員の紹介(地域研究 田中 利和 准教授)【経済学部】

2020年4月、経済学部に新たに着任した教員をご紹介します。

 ■経済学部 現代経済学科
  田中 利和(たなか としかず)准教授 (特別任用教員B)

<自己紹介>
 趣味は、食べ・飲み歩き、靴磨き、整理整頓。地下足袋を履き歩きながら川辺や山を歩き、身の回りのことを考え、整理し、組み立てていくのが好きです。
 最近は、美味しいコーヒーを入れること、飲むことに興味があります。
 ローカルラジオと、音楽は、Jazz、The Beatles、 Mr.children、Yosi Horikawaを好んで聞き、服は、Paul Smith、パタゴニア、ユニクロを愛用しています。
 映画は、STAR WARSのファンです。


<研究分野について>
 現代アフリカ・シベリアの人・文化・環境を対象とした研究をこれまでおこなってきました。現在は、エチオピアの地域産業・経済活性をも視野にいれた、さまざまな人達と「ごった煮」になりながら、「おもしろさ」をベースにアフリカと地下足袋を起こすプロジェクトの音頭をとっています。この地下足袋という日本伝統の履物と、エチオピアに実在する人・素材・技術が融合してつくられる地下足袋を、私達は「エチオタビ」と呼んでいます。エチオタビという言葉は、履物そのものを指すのみならず、着装して、人びとの足を、おしゃれに健康に護る、共創の実践のことも意味しています。地下足袋研究以前は、人と動物と栽培植物の関係とその発展可能性を考える、フィールドワークによる役畜農耕(牛耕)研究にも取り組んでおり、この研究で地下足袋を履いていたことが、きっかけとなりました。
 現在は、学生時代に住んでいたこの京都の街で、老舗企業、学生とともにフィールドワークを通じて、わくわくできる経済・人類学的な研究テーマを模索している最中です。


<学生へのメッセージ>
 大学は、さまざまな仲間との対話や活動をつうじて、わくわくし、知的興奮を得られる場所です。勇気をもって飛び込むことにより、楽しみ、学びを通じて、豊かな経験と人生の財産を積み上げていってもらいたいと思っています。
 何かありましたら、私の研究室にもお気軽にどなたでもお尋ねください。コーヒーを飲みながらいろいろと、お話しをしましょう。


<田中 利和 先生の略歴等>
◆学歴、学位、経歴
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科一貫博士課程研究指導認定退学 博士(地域研究)(京都大学地域博160号)
京都大学アフリカ地域研究資料センター 特任研究員
頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラムにてSOASロンドン大学東洋アフリカ研究学院に研究留学
東北大学東北アジア研究センター 教育研究支援者・学術研究員

◆専門分野
地域研究、文化人類学、生態人類学、農業経済学、経済人類学、フィールドワーク

◆主な担当科目
地域活性化プロジェクトプロジェクト京都ものづくりⅠ 、フィールドワークの技法、比較経済論

◆主な研究活動
単著『牛とともに耕す:エチオピアにおける在来犁農耕の未来可能性』(京都大学アフリカ研究シリーズ022、松香堂、2018年)

“Contribution of Area Studies Research to Creating a New Culture of Work
Footwear in Africa: A Proposal for Introducing Jika-tabi to Ethiopian
Ox-plough Farmers” in Proceeding 2015 GRM (Global Resource Management)
International Conference, Inclusive Innovation for Sustainable Development.
Doshisa University: 233-249.


エチオタビ


牛耕研究