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2020.06.22

「コロナ禍と在日外国人~関西在住 フィリピン人への影響と支援」開催 【グローバル・アフェアーズ研究センター】  

6月12日(金)「コロナ禍と在日外国人~関西在住 フィリピン人への影響と支援」研究会をWebinarで開催しました。

Webinarという初めての試みでありましたが、70名を超える国内外の方に参加いただきました。同時通訳を入れ、チャットにて受付けた質問に発表者が答えるという質疑応答形式をとり、当初の時間をオーバーしてまでも、活発な意見交換をすることができました。参加者からは、今回の調査結果をもとに、さらなる情報発信による支援を強化したいとのコメントなどもいただき、参加者のみなさんもこの現状と打開策を日々考えておられることなどがわかり、有意義な研究会となりました。領事館関係者や、メディア関係の方にも多数興味を持っていただき、当初の終了予定時間をオーバーするほどでした。


最初に、ジェフ・プランティリア氏(ヒューライツ大阪 主任研究員)から、関西在住のフィリピン人の現状と以前から抱えている課題などについて報告がありました。


京都大学文学部の安里和晃氏により、外国人住民が抱えている経済的困難とその支援策を中心に京都市の事例を紹介され、和歌山工業高等専門学校の原めぐみ氏からは、困窮する大阪ミナミのフィリピン人シングルマザーらと子供たちの実態を彼らへの支援の取り組みが紹介されました。。


本学国際学部カルロス教授により、彼らを対象に行ったアンケートをもとにコロナ禍によって引き起こされた問題、さらには関連団体からの経済的支援のみならず不安や心配事に対して良質な情報を含む精神面のサポートも欠かせないことが報告されました。


これらを踏まえて、京都大学文学部の安里和晃准教授により、外国人住民が抱えている経済的困難とその支援策を中心に、京都市の事例が報告され、和歌山工業高等専門学校の原めぐみ准教授からは、困窮する大阪ミナミのフィリピン人シングルマザーらと子供たちの実態と、彼らへの支援の取り組みが紹介されました。



今後も、このセミナーを皮切りに、一団体や一地域の問題ではなく、全国にいる在日外国人の支援活動の報告や、そこから見えてくる支援の問題点などを共有し、より質のよい支援ができるよう情報共有がされていくことを期待して会を終了しました。


主催:龍谷大学 グローバル・アフェアーズ研究センター
共催:龍谷大学 国際社会文化研究所