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2020.06.19

農学部食料農業システム学科教員が協力して執筆した叢書「食と農の教室」最新刊が刊行

食と農の教室 食料農業システム学科

農学部食料農業システム学科では、「食」、「農」、「環境」に関して、今、何が問題なのか、その問題を解決するための糸口は何なのかをやさしく解説したテキストを2016年度より刊行しています。
この度、シリーズ第4巻となる「未来を語る日本農業史-世界のなかの日本-」が発刊されました。

本書では、農業と風土との関係に着眼し、グローバリズムやAI・ロボット技術の進歩によって大規模化・効率化が進められても、それだけでは埋めきれない風土と農業の関係を日本の農がたどった歴史に読み解き、これからの日本農業が歩むべき道を描いています。

執筆を担当された野田 公夫 元農学部食料農業システム学科教授(2020年3月退職)
のコメント:
「歴史をふまえて未来を考える」・・「長い歴史をもつ農」を学ぶみなさんには、ぜひこんなセンスを身につけてもらいたいと願いつつ執筆しました。
個々の内容は昨年までの講義「日本の歴史と農業」とほぼ同じですが、「未来を考える」ことが少しでも容易になるように「構成」を大きく組み替えてみました。また、講義では「質問表」を書いてもらい可能な限りコメントしていましたから、本書は、みなさんの先輩たちとの対話を通じて作られたものでもあります。一度読んで頂くと嬉しいです。

『食と農の教室』シリーズは今後も、定期的に新しい本を刊行していく予定です。続編にもどうぞご期待下さい。

関連HP:http://www.showado-kyoto.jp/book/b506974.html
                                        
「食と農の教室シリーズ」(昭和堂)
①「知っておきたい食・農・環境-はじめの一歩」 (2016年発刊)
これから農業関係の道に進みたい。そんな人に、知っておきたい知識・情報をわかりやすく解説。現代農業を知り、農業に取り組むための基礎知識を提供する。

②「食・農・環境の新時代―課題解決の鍵を学ぶ―」(2016年発刊)
グローバル化にTPP、日本の農業はこれからどこに向かうのか?食料・農業関係の道に進もうとする人に、日本農業の進むべき道をわかりやすく示しています。

③「食と農の環境経済学―持続可能社会に向けて―」(2016年発刊)
農業は環境にやさしいのか、環境の破壊者なのか?わたしたちの食行動は、環境と同ンな関係を持っているのか?日常的な視点から、食と農と環境に関わる疑問について、経済学の立場から解説する入門書。


食と農の教室シリーズ①~④(表紙)