Need Help?

News

ニュース

2020.07.27

ムハマド・ユヌス博士登壇、本学学生、付属校、教育連携校等が参加「NO GOING BACK アフターコロナ~経済制度をゼロから設計する~」開催【REC・高大連携推進室】

7月23日(木・祝)、龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターが共催するオンラインチャリティー講演会に、ユヌスセンターのムハマド・ユヌス博士(ノーベル平和賞受賞)が登壇されました。

演題を「NO GOING BACK 『アフターコロナ~経済制度をゼロから設計する~』」とし、コロナ禍による荒廃から世界をどう再建すべきか、ユヌス博士が白紙からの再設計を説かれ、講演後、各分野で活躍する有識者がアフターコロナの世界について質問し、ユヌス博士からそれに対して応答いただきました。

今回共催として関わる本学からは、白石克孝副学長、本学学生の安井大斗さん(政策学部3年)が質問者として登壇されました。

白石先生からは、本学もソーシャルビジネスを通じた社会の変革に寄与していきたい、コロナで生まれた新しい課題にどのように対応していくことができるのか、という質問がなされ、ユヌス博士からは、ソーシャルビジネスという新しい概念を学び対応する変革には時間がかかるが、目の前にある課題に対応するために、まず一歩を踏み出すこと、コロナ以前の世界に戻らないことを自己決定することが重要である、と返答いただきました。

安井さんからは、世界の富豪で組織されている団体「ミリオネアズ・フォー・ヒューマニティー」が、7月13日、自分たちへの大幅な増税を求める署名を各国に提出し、経済学的には懸念する声があるが、ユヌス氏から見てこのような動きは良い流れと考えるかどうか、という質問がなされ、ユヌス博士からは、ソーシャルビジネスという観点からは重要な一歩であり、利己心を超えて困難に対応することの重要性、自らの使命を自分で設定し、他の人々を幸せにすることこそが金銭的なリターンよりも大きな喜びとなること、大きなことでなく小さなことでよいから一歩を踏み出すべきである、という応答がありました。

また、本講演会は、高大連携推進室の協力により、龍谷大学付属平安高等学校や教育連携校、関係校、高大連携協定校にも案内がなされ、当日は一般、本学学生、教職員、連携する学校の高校生含め、500名を超える参加がありました。