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2020.09.01

【教員の活躍】日本印度学仏教学会賞受賞について(本学非常勤講師・村上明也先生)【文学部】

このたび本学非常勤講師の村上明也先生が、第62回(令和元年度)日本印度学仏教学会賞をご受賞されました。

この賞は、インド学・仏教学に関する国内最大の学会である日本印度学仏教学会が、最も優れた研究を推進する若手研究者に対し贈呈するもので、本学関係者の受賞は実に38年前ぶりとなります。

村上明也先生は本学文学部仏教学科・同大学院修士課程・博士課程を修了され、現在、文学部非常勤講師として後進の指導にあたられています。

以下に2020年7月4日に創価大学をホストとして開催されました第71回大会(オンライン開催)における、村上先生のご受賞記念ご挨拶文を掲載いたします。
村上先生に心よりお祝い申し上げるとともに、文学部、そして仏教学科のさらなる発展を念じています。


第62回(令和元年度)日本印度学仏教学会賞受賞の挨拶文

ただ今、紹介にあずかりました龍谷大学非常勤講師の村上明也と申します。
まずはこの度の学会の運営や開催にご尽力いただいた創価大学様、そして全ての関係者のみなさまに感謝申し上げます。
さて、この度は、学会賞という名誉ある賞をいただくことが出来、大変光栄に存じます。こうして、学会賞を受賞することが出来ましたのは、私個人の力だけではなく、ひとえに私と関わりのあるすべての先生方のお陰であると、身に染みて感じております。
印度学仏教学会との思い出を振り返ってみますと、私がはじめて本学会で発表させていただいたのは、およそ13年前の2007年9月5日であります。場所は四国大学様でした。そのときはまだ龍谷大学の大学院生でございまして、天台大師智顗とその門人章安灌頂の研究をはじめたばかりの、右も左も分からない若輩者でした。しかし、発表後に行なわれる質疑応答や、その後の懇親会を通じて知り合った他大学の先生方とは、今でも懇意にさせていただいておりますし、この学会がなければ、研究者としての私はなかったのではないかと思うほどでございます。
ところで、私の学問上の恩師は龍谷大学名誉教授の淺田正博先生でありますが、淺田先生が本学会で学会賞を受賞されたのは、1982年、なんと私が生まれた年にあたります。これだけでも、このたび受賞した学会賞の重みを感じるところでございます。
最後になりますが、このような栄誉ある学会賞をいただけたことを心から感謝するとともに、今後とも、多くの先生方のお力添えを頂きながら、研究に邁進していきたいと思います。ありがとうございました。