Need Help?

News

ニュース

2020.10.23

わたしたち、オンライン教育実習に挑戦中:Withコロナ時代の新たな学びを切り拓くpart.6

わたしたち、オンライン教育実習に挑戦中:Withコロナ時代の新たな学びを切り拓くpart.6

こども教育学科では例年この時期に幼稚園において教育実習(秋期)を実施しています。
しかし、コロナ禍の状況について、学生、大学、実習園のそれぞれの現状を冷静かつ慎重に見極めた結果、今年の教育実習(秋期)を、他の実習と同じく、オンライン実習プログラムとして実施することにしました。今回は、その様子を少し紹介します。

 全国的な緊急事態宣言の全面解除(5月25日)を横目に、私たち教員は最悪の事態を想定し、7~9月実施予定の各保育実習を、オンラインで実施すると決めました。保育実習のプログラム開発に引き続き、教育実習(秋期)についても、オンライン実習プログラムを教員が計画・立案しました。プログラムのベースは文部科学省が示している教授内容(シラバス)です。シラバスに示されていることを、実習プログラムの目標や課題に反映させ、幼稚園教諭に求められる知識、技術、態度を獲得できるよう様々な工夫を重ねて、オンライン実習プログラム構築しています。今回のオンラインによる教育実習(秋期)は、こども教育学科2年生123名が参加しています。
これまではオンラインだけで授業を実施していましたが、9月に入って、対面授業とオンライン授業とを併用することとなりました。そこで、教育実習(秋期)の実施期間中、一日だけ登学し、対面での実習を行うことになりました。対面での実習では、10月が運動会のシーズンであることから、「運動会:親子競技」をプログラムに取り入れました。コロナ禍で実施する運動会であると仮定して、各学生が所属する15のクラスごとに、配慮すべきことを考え、企画・立案を行いました。そして、各クラスで立案した競技を、ソーシャルディスタンスを考慮した上で、体育館にて実施しました。
実際に、日程を年齢別にした上で、運動会を行っている幼稚園もあるそうです。こうした現実を踏まえ、学生たちは、幼稚園の運動会で、コロナ禍において注意すべきことを考え、親子競技の立案に苦労しながらも、元気に楽しく取り組んでいました。
最終日には「運動会:親子競技」の様子をドキュメンテーションで紹介するという取り組みを行いました。個人でドキュメンテーションを作成し、話し合いの上、各クラスで一つのドキュメンテーションに絞り、オンライン上で発表しました。どのクラスも設定を細かく説明した上で、ドキュメンテーションを用いて運動会の様子を伝えるよう取り組みました。
今回の教育実習(秋期)までに、保育実習Ⅰ(施設)、保育実習Ⅱ、保育実習Ⅲと、オンラインによる実習に取り組んできた2年生。パソコンでの画面共有を交え、クラスごとの話し合いも深まり広がるようになりました。オンライン実習での学びの様子から、様々保育における課題に、怯むことなく取り組める姿勢をそれぞれが培っていました。


ファイルを開く