2020.10.29
宗教の視点からジェンダー平等を考える「ジェンダーと宗教研究センター」オンラインシンポジウム「誰ひとりとしてとり残さない-ジェンダーと宗教の視点からー」開催 登壇:京都女子大学学長 竹安栄子氏、龍谷大学学長 入澤崇 ほか 日時:2020年 11月6日(金)13:15~15:15
【本件のポイント】
・ ジェンダーを基軸とした宗教研究の拠点としては日本初となる「ジェンダーと宗教研究センター」開設を記念するシンポジウム
・ 「ジェンダーと宗教」の視点が未来に果たすであろう役割を明らかにし、シンポジウムを「誰ひとりとしてとり残さない」社会の実現に向けた取り組みの第一歩に
・ 京都女子大学の初の女性学長・竹安栄子氏を迎え、基調講演として「女性が輝く社会の実現を目指して」を開催
【本件の概要】
国連サミットで採択された「SDGs」、そして、龍谷大学が推奨する浄土真宗の精神を取り入れた「仏教SDGs」。両者の実現の一端を担うべく、仏教をはじめとする宗教研究の知見からジェンダー平等の実現に取り組む「ジェンダーと宗教研究センター」を、2020年4月に新設しました。本センターの開設にあたり、創設記念シンポジウムを、2020年11月6日(金)、Zoomにて開催します。
SDGsの目標5に掲げられるジェンダー平等の実現は、同時に貧困、教育、平和、不平等といったSDGsのあらゆる課題と密接な関係を持つ重要な問題です。本センターは、「ジェンダー」の問題を、これまで積極的に語られてこなかった「宗教」の視点から捉え直し、その成果を社会に、そして広い世代に発信することを目指します。基調講演には、京都女子大学で女性としては初となる学長職に就任した竹安栄子氏を迎え、男女共同参画への取り組みに長年携わってこられた経験を踏まえ「女性が輝く社会の実現を目指して」と題してご講演いただきます。講演後には、竹安学長、入澤学長を交えたディスカッションも予定されています。
今回のシンポジウムを通じて、「ジェンダーと宗教」の視点が未来に果たすであろう役割を明らかにするとともに、「誰ひとりとしてとり残さない」社会の実現に向けた取り組みの第一歩とします。
(シンポジウムの詳細は、次のウェブサイトを参照。https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-6251.html)
1.日 時 : 2020年11月6日(金)13:15 ~ 15:15
2.会 場 : Zoomによる開催
※発信は、龍谷大学 深草キャンパス
和顔館地下1階B201講義室(京都市伏見区深草塚本町67)より
3.内 容 :
創設記念シンポジウムによせて
入澤 崇(龍谷大学 学長)
基調講演 女性が輝く社会の実現を目指して
竹安 栄子(京都女子大学 学長)
提言
猪瀬 優理(龍谷大学社会学部 准教授)
川橋 範子(国際日本文化研究センター 客員教授)
ディスカッション
閉会の辞
岩田 真美(龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター センター長)
総合司会 清水耕介(龍谷大学国際学部 教授)
4.主催 / 共催 : 龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター / 京都女子大学宗教・文化研究所
5.参加費・定員 : 無料・500名(先着)
6.申し込み方法 : 下記のエントリーフォームに必要事項をご記入の上、11月3日(火)までにお申し込みください。お申込み頂きました方には折り返し参加登録完了のご連絡を差し上げます。
https://forms.gle/nV3bJnT8ZZ2shd5m6
7.センター概要 : 龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター(GRRC)は、本学の推し進める重点強化型研究推進事業の一環として2020年4月に創設されました。本学の建学の精神に基づき、宗教による平等の理念を明らかにするとともに、そこで得られた知見によってジェンダー平等の実現に寄与することを大きな目標として掲げています。
近年、ジェンダーの視点はいかなる学問分野においても重要な分析視角であることが認識されつつありますが、宗教研究においては、その重要性が十分に共有されているとは言い難い面があります。「宗教」もまた文化や社会におけるジェンダーを作り出している点に注意を払う必要があるでしょう。その中で周辺化されてきたものが何であったのか。「誰ひとりとしてとり残さない」社会の実現のためには、女性や性的マイノリティへのまなざしを欠くことがあってはなりません。
当センターでは仏教をはじめ、キリスト教、イスラーム、民俗宗教、新宗教など、世界の諸宗教の研究を行うとともに、宗教教育や社会実践についてもジェンダーの分析視角を用いることで、新たな視座から研究活動を展開していきたいと考えています。「ジェンダーと宗教」に関わる研究者や実践者との連携や支援を通して、その成果を広く国内外に発信し、男女共同参画、ダイバーシティ推進への取り組みを進めつつ、日本初となる「ジェンダーを基軸とした宗教研究」の拠点の構築を目指します。
問い合わせ先 : 龍谷大学世界仏教文化研究センター事務部
TEL. : 075-343-3458 MAIL : grrc-toiawase@ad.ryukoku.ac.jp
(土日祝日は閉室)