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2020.11.04

経営学部特別講義「我が社の経営と京都」においてタキイ種苗株式会社 総務部長兼広報出版部長 本田 学 氏にご講義いただきました。

 10月27日に龍谷大学・経営学部で開講している特別講義「我が社の経営と京都」においてタキイ種苗株式会社 総務部長兼広報出版部長 本田 学 氏による講義が、龍谷大学深草学舎にて行われました。

 本田氏には、「会社紹介」、「種苗会社ってなに?」、「タキイの歴史と今」、「京都とタキイ」について、お話しいただきました。
 種苗の研究開発を本業とする企業が「種苗メーカー」と呼ばれることや種苗業の起こりから種が商品になる理由、種苗業界の概要を丁寧に分かりやすくご説明いただきました。
「商品」になるには+αの価値が必要で、①買い手の期待(顧客ニーズ)に応えるものであること。②自分では容易に入手できないものである(質・量・コスト)と言うのがタネとしての価値で、それに見合うものを出せるかが種苗メーカーの力の見せどころであるとのことでした。
 また、タキイの歴史と今では、農業に「なくてはならない会社」として本業である種苗開発によって農業を取り巻く課題を解決する今後の方向性や種苗会社が果たすべき役割について語っていただきました。
 技術やビジネススタイルは時代とともに変化していっても変えたくないものがあり「なくてはならない会社」としての責任と誇りを持ち、京都から世界に広がった会社として、京都にこだわっていきたいとの企業の熱い思いが本田氏から語られ、講演後の質疑応答では学生から途切れることなく質問がなされていました。

 この特別講義は、優れた京都企業から総合的に学ぶために経営学部に設置された特別科目です。
 京都は「ものづくり都市」としての側面を有しており、多様な産業に有力企業が存在しています。それは伝統産業から先端産業まで幅広いものです。また、いわゆる老舗企業からベンチャー企業まで多様です。それらのうちから今年度は、5社の経営者等にお越しいただき講演いただきます。経営者の経営哲学が経営戦略としてどのように具体化されているのか、あわせて京都という資源がどのように経営に活用されているのか把握することを到達目標としています。

(担当教員 細川 孝)