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2020.11.04

海街が抱える後継者不足の解決へ-広島県尾道市長を表敬訪問-

11月4日 龍谷大学農学部は広島県尾道市の平谷市長からの要望を受けて、第一次産業が盛んな尾道市と本学農学部の知見を活かした連携の可能性を探るべく、大門弘幸学部長以下、果樹を専門とする米森敬三教授、植物育種の神戸敏成教授、野菜園芸の滝澤理仁講師、吉良徹農場専門技術助手、妹尾拓司農場専門技術助手らが尾道市の農家を訪問しました。

尾道市は、中山間部から沿岸部、島しょ部へと多様な自然環境を有し、地域の特徴を活かした農業が特徴です。特に、ネーブルオレンジやレモン、八朔などの柑橘系の生産が盛んなほか、わけぎやスナップエンドウなどの園芸も行われております。また、北部の御調地区では江戸時代から続く串柿づくりが行われていますが、防虫、防腐、防水効果などを有する天然素材の「柿渋」を使った新たな取り組みも進んでいます。こうした農業が盛んな一方、農業の担い手となる後継者不足もあり、本学入澤学長の出身地であるというご縁を通じて、農学部との連携要望がありました。
平谷市長との対談の中で、生産農家や地元企業に学生ら若者世代がインターンシップなどを通じて、現場を体験させてもらう機会の創出について意見交換がなされ、実現に向けた方策が検討されました。実現すれば、学生にとっては生産現場や企業の活動を実体験できる貴重な機会となるほか、生産者の生産意欲の向上や若者から受ける新しい刺激にもつながります。

今後も、尾道市との連携を通じて、地域活性の在り方を模索してまいります。