2020.11.13
コロナ禍以後を考える研究会開催 フィリピン人移民、高齢化、そして日本の社会保障 11月22日(日)16:00~18:00 Zoom
【本件のポイント】
・コロナ禍によって外国人住民の社会保障の課題が明らかに
・日本在住のフィリピン人の高齢化の進行、退職後や老後の社会保障に関する課題を明確に
・日本の社会保障制度、とりわけ彼らの個別の事情に合わせた年金の有効な活用方の説明
コロナ禍において、日本に在住するフィリピン国籍の方々の多くが、精神・身体の健康問題、失業による収入の減少などの不安を抱えています。また、高齢化や介護、退職などにおいて、もっとも必要となる社会保障制度の活用の問題も明らかになってきました(2020年度3回開催のWebinar(Webセミナー)より(6/12、8/8、10/2))。しかも彼らはこれらの保障に関する情報収集について、言葉の壁などの多くの問題を抱え、極めて不十分な情報しか得ることができていないこともわかってきました。
フィリピンから日本への移住の歴史を振り返ると、1980年代のエンターティナーや国際結婚者の増加、そして、1990年後半からのフィリピン残留日本人とその子孫(日系フィリピン人)の来日という二つの波がみられます。この影響を受け、現在、在住フィリピン人の人口は増加し続け、高齢化が顕著になっています。「在住フィリピン人は老後をどう考えているのだろうか。」「フィリピンで過ごしたいのだろうか。それとも日本だろうか?」「老後を過ごすにあたりどのような準備をしているのだろうか。」、そんな疑問が現状から浮かび上がってきます。
以上の問題を踏まえ、第4回を迎える今回のWebinarでは、中国地方の在住フィリピン人対象のアンケート調査の報告を行います。さらに、在住フィリピン人高齢者およびシングルマザーとのトーク・セッションを通じて、在住フィリピン人の老後の課題を明確にし、それに配慮した年金制度の活用の説明を行います。
1.日 時 2020年11月22日(日)16:00~18:00(日本時間)
2.開催方法 Zoom開催 (フィリピン語、英語、日本語での通訳あり)
3.テ ー マ コロナ禍以後を考える:フィリピン移民、高齢化、そして日本の社会保障
4.内 容
・中国地方に住んでいるフィリピン人の高齢化についての調査結果報告
・高齢化及び退職後の計画についての在日フィリピン人2名とのトーク・セッション
(龍谷大学 国際学部 教授 カルロス マリア レイナルース )
・日本の社会保障制度(年金制度)の紹介
・Zoom参加者によるQ&A
5.主 催 龍谷大学グローバル・アフェアーズ研究センター
6.共 催 在大阪フィリピン総領事館
7.参加方法 下記URLから参加のご希望をおしらせください。折り返し参加用のZoom IDとパスワードを送らせていただきます。
http://bit.ly/GARC4
問い合わせ先 :
龍谷大学グローバル・アフェアーズ研究センター(GARC)
担当 パク (garc@ad.ryukoku.ac.jp)