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2020.11.18

先端理工学部 松室堯之助教が第4回マリンテックグランプリで「フォーカスシステムズ賞」を受賞しました

先端理工学部 電子情報通信課程 の松室 尭之助教が、2020年10月24日に羽田イノベーションシティにて開催された第4回マリンテックグランプリ(主催:リバネス)
に出場しました。
マリンテックグランプリは、持続可能な海とビジネスの両立を実現するべく、海の業界に「新人」の活躍の舞台をつくり、開かれた現場実証と海のフロンティアへの探究に取り組むためのイベントです。
松室助教は、「再生可能エネルギー拡大に向けたマイクロ波送電技術」というテーマで発表し、ファイナリスト12名の中から「フォーカスシステムズ賞」に選ばれました。


受賞時の様子(撮影:MIYOGRAPHY)

【概要】
長距離大電力のビーム型マイクロ波送電は、宇宙や海洋に存在する大量の再生可能エネルギーを導入可能にするポテンシャルを持っています。これまでの研究において、安全な電力の伝送に必要な技術の見通しが得られてきました。そこで今後は、システムの社会実装に向けて産業応用を念頭に入れた研究開発を加速する必要があります。特に海洋において、ワイヤレスで電力を伝送することにより様々なアプリケーションが実現可能になるのではと考え、本講演において審査員の企業様に対し、共同研究や実用化のアイデアを広く募集しました。

【用語解説】
・マイクロ波送電
「マイクロ波送電」とは、アンテナから電波を空間に放射することによってエネルギーを伝送する無線電力伝送の一種です。電池レスセンサなど比較的低電力の応用や宇宙太陽発電の実現に向けた研究が進められています。


【関連リンク】
■研究関連
 Research map
 宇宙太陽発電学会
 ワイヤレス電力伝送実用化コンソーシアム
 海洋インバースダム協会


■学部関連
 松室 堯之助教の紹介
 先端理工学部スペシャルサイト
 電子情報通信課程