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2020.11.27

活動状況の中間報告【社会共生実習】

 「社会共生実習(地域エンパワねっと)」(担当教員:社会学科 脇田健一、コミュニティマネジメント学科 築地達郎)では、受講生10名が2チームに分かれて、大津市瀬田東学区と大津市中央地区で地域活性化の課題達成に向けた活動を進めています。

 前期はコロナ禍のためどうしても座学の時間が多くなりましたが、後期に入ってからは、感染予防を心がけながら学外に出る機会を確保しています。そこで、前期に学んだ知識をもって各地域の課題を知り、どのような関わりができるか検討しているところです。

 11月20日には、各チームが活動状況をお互いにプレゼンテーション形式で共有する機会を設けました。


プレゼンテーションの練習風景


プレゼンテーションの指導を受けている様子

 大津市瀬田東学区を訪れた学生たちは、瀬田東学区の主要会議に陪席して地域の実情についてお伺いし、各種団体の担い手不足問題が深刻であることを知りました。そこで、新興住宅やマンションが多いという特徴が瀬田東学区に似ている大津市平野学区で、地元の団体や企業、市民でつくる「ひらの円卓会議」に聴き取り調査に出向く予定であることが報告されました。
 瀬田東学区内のまち歩きをおこなった学生たちは、この地域が比較的新しい住宅群と昔ながらの住宅群があることや、旧東海道沿いの道がとても狭いことに気づいたり、担い手不足のほかにも地域の課題を見つけるつもりであることなどを報告しました。


プレゼンテーションをおこなっている様子


プレゼンテーションをおこなっている様子

 一方、大津市中央地区に出向いた学生たちは、以下のことを報告してくれました。
 大津市中央学区自治連合会の会長へのインタビューからは、新旧住民の交流が希薄であるといった問題やコロナ禍のためイベントや地域会議が開けず、自治会自体の活動も停滞している現状等について学びました。
 大津市中央学区体育振興会と子ども会育成連絡協議会の両会長へのインタビューからは、中央学区の子どもたちに「子どもの頃の想い出」を作ってあげたいという思いのもと、ひとつでも多くのイベントの開催が実現できるように奮闘しておられることを知りました。
 大津市役所都市再生課では、大津市が管理しているコワーキングスペース『まち家オフィス結』で実施されているガレージマーケット等の取り組みについて話を聞きました。
 これらの学びから、新しく大津に移り住んだ人々と地元の人々とをつなぐことをテーマに掲げて、『まち家オフィス結』を拠点とした企画や、「子どもの頃の想い出」になるようなイベントの企画を検討するようです。


プレゼンテーションをおこなっている様子


プレゼンテーションを聞く学生の様子

 社会共生実習では、2021年1月8日に今年度のプロジェクトが一堂に会する活動報告会が開催されます。また、本科目では、1月中旬に連携先の方々をお招きする報告会も開催する予定です。
 詳細が決まり次第、社会共生実習公式HP等でご案内いたします。ぜひご参加ください。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。