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2020.12.14

経営学部特別講義「我が社の経営と京都」において京都エレベータ株式会社 取締役相談役 岩島 伸二 氏にご講義いただきました。

 11月24日に龍谷大学・経営学部で開講している特別講義「我が社の経営と京都」において京都エレベータ株式会社 取締役相談役 岩島 伸二 氏による講義が、龍谷大学深草学舎にて行われました。

 講演では先ず、大企業と中小企業の違いや中小企業で働くことの素晴らしさをお話しいただきました。学生たちがイメージしやすいように、大企業と中小企業では、どんな働き方をするのかが示されました。
中小企業で働く魅力として、自分自身の働き方次第で、企業の業績に与える影響が大きいため、仕事のやりがいを実感できること。常にお客様と接し、接客・サービス・製造などの自分たちの仕事が社会の中で役立っていると実感できること。地域で生まれ、地域で育ち、地域で仕事をして生活していけることを強調されました。

 続いて、ご自身が創業された京都エレベータについて話されました。エレベータ業界の特徴や業界の方向性、同社の特徴が熱く語られ、経営者としての自覚についても強調されました。そこでは、社員とその家族の生活を守るために事業を継続し、利益を出し、発展させていること。そして、社員教育の重要性に触れ「人はその気にならない限り変わらないものであり、その気にさせるのが経営者の務めである」ことが述べられました。

 中小企業家同友会で学び、同社で取り組んでいる「経営指針書」づくりについても詳しくお話しいただきました。そのような取り組みとあわせて、後継者育成にも計画的に取り組んだとのことです。自らの経験を踏まえて、事業継承のポイントと解決策についても語っていただきました。

 さらに仕事の面白さは、人それぞれであり、「やりがいをいつ感じるか」、それは例えば、人の役に立てた、自分が必要とされたと実感できた時と話されました。いろいろな仕事にやりがいがあり、どんな仕事でやりがいを感じるかは自分次第だとも述べました。

 最後に岩島氏から受講生に対して「中小企業を目指してほしい」とのメッセージが発せられ、講義を締めくくられました。

(担当教員 細川 孝)