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2020.12.03

オンラインイベント「レッツ・ビブリオバトル」を開催【社会学部学会】

社会学部学会の学生班(代表:社会学科3年生 山中智貴)は、11月22日、オンラインイベント「レッツ・ビブリオバトル!」を開催しました。
学外からの参加もあり、イベントは大盛況のうちに終了しました。


このイベントは、2020年7月に社会学部がオンラインで開催した「この指とまれ~夢に向かって第0会議~」で提案された分科会の一つ「読書体験を共有する」を社会学部学会の学生班が発展させて企画したものです。

ビブリオバトルとは、発表者(バトラー)が読んで面白いと思った本を持ち寄り、5分間でその魅力を紹介するゲームです。本紹介の後に3分間のディスカッションをして、バトラーと観戦者が「どの本が一番読みたくなったか」を投票し、最多票獲得の「チャンプ本」を決定します。

ビブリオバトルは通常、室内で行われますが、今回はコロナ禍の状況を鑑みて、Zoomを使って開催しました。それにより遠隔地からの参加が可能になり、なんと、落語家の桂文五郎さんと月亭太遊さん、香川県在住の大学受験生がバトラーとして参加してくれました。

1回戦(予選)では、Zoomに設けた3つのブレイクアウトルームに分かれて、学内外から集まった12人のバトラーが本の紹介を競い合いました。3ルームともバトルは白熱し、ディスカッションタイムには質問が飛び交いました。
予選を勝ち抜いたのは、龍谷大学社会学部の3回生と4回生、そして香川県の大学受験生の3人でした。3人による決勝戦では、バトラーたちの熱弁が観戦者を夢中にさせ、大混戦となりました。そして、得票数が拮抗する中「チャンプ本」を獲得したのは、本学部の4年生でした。『ライ麦畑でつかまえて』の内容と自らの人生を織り交ぜた本紹介は秀逸で、観戦者も自然と聞き入ったことでしょう。



この日はバトルに先立ち、一般社団法人ビブリオバトル協会理事の益井博史さんの講演がありました。益井さんは講演後もイベント終了の時間までコメントや解説をしてイベントを盛り上げてくれました。
イベント後にはオンライン懇親会が開かれ、学内外からの参加者の貴重なコミュニケーションの場となりました。


本イベントに参加した12人のバトラーをはじめ、講師の益井博史さん、観戦者の皆さんにあらためて感謝申し上げます。

【本イベントで紹介された本】
[予選(1回戦)]
下川裕治『12万円で世界を歩くリターンズ(赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編)』(朝日新聞出版)
ラショウ・香山哲『すこし低い孤高』(ドグマ出版)
高田大介『図書館の魔女』(講談社)
リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』(紀伊國屋書店)
松崎行代『遊びからはじまる(こどものみらい叢書4』(世界思想社)
重松清『赤ヘル1975』(講談社)
モリテツヤ『汽水空港台湾滞在記』(汽水空港)
森絵都『カラフル』(文藝春秋)
斎藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社)
星野直子・松家仁之『Coyote No.53 アラスカ 星野道夫の暮らし』(スイッチパブリッシング)
堀田秀吾『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)
竹宮ゆゆこ『とらドラ!』(KADOKAWA)

[決勝]
J・D・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』(白水社)
モリテツヤ『汽水空港台湾滞在記』
堀田秀吾『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』

【関連リンク】
○知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト
http://www.bibliobattle.jp/

○一般社団法人ビブリオバトル協会
http://association.bibliobattle.jp/

○桂文五郎さんのツイッター
https://twitter.com/k2b56

○月亭太遊さんツイッター
https://twitter.com/neorakugodyssey