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2018.07.12

龍谷大学と滋賀県中小企業団体中央会とによる「2018年度 産学連携コンソーシアム交流イベント」を開催

2018年7月12日(木)、本学瀬田キャンパスRECホールおよび理工学部研究施設にて「2018年度 産学連携コンソーシアム交流イベント」を開催しました。

 「産学連携コンソーシアム」は、滋賀県中小企業団体中央会(以下、中央会)と本学龍谷エクステンションセンター(以下、REC)が共同で運営するコンソーシアムで、2014年3月に締結した「産学地域連携基本協定書」の協定に基づく連携事業のひとつです。コンソーシアム内では、会員企業への技術支援、本学学生との交流機会の創出などに取り組んでおり、今回の交流イベントもその一環として開催しました。

 第1部では、中央会から産学連携コンソーシアムの概略、今年度の取り組みについて説明された後、「大学との連携による新産業の創出の可能性」と題して、龍谷大学政策学部、農学部、理工学部からのシーズ発表を行いました。
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「新産業創出や第二創業、経営革新のヒント -大学等発ベンチャーの事例から-」
講師:深尾 昌峰(龍谷大学政策学部教授/龍谷エクステンションセンター・センター長)
「水田転換畑を活用した地域活性化の可能性:高級ラッカセイ『おおまさり』での挑戦」
講師:大門 弘幸(龍谷大学農学部資源生物科学科教授)
「溶接鋼構造物の疲労強度改善-のぞみ台車トラブルの原因-」
講師:誉田 登(龍谷大学理工学部機械システム工学科教授)
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その後、第2部では、見学会と学生発表を実施。見学会では、第2実験棟(デジタル・クリエイション・ホール)にて、最新鋭の「3次元フルカラー造型装置」をはじめ「ウォータージェットカッター」や「5軸立型マシニングセンター」、「非接触3次元形状測定器」などを見学しました。また、学生発表では、 中央会の組合の一つである滋賀県漬物協同組合との連携事業である「近江つけもの」の2年間の取り組みについて、「近江つけもの研究所-食品栄養学科と滋賀県漬物協同組合による産学連携の取り組み-」と題して、龍谷大学農学部食品栄養学科の学生で近江つけもの研究所の元代表と元副代表の2名が発表しました。

 その後、第3部において、本学理工学部、農学部の教員に加え、学生をも交えた懇親交流会が行われました。会場にはそれぞれの研究シーズや学部紹介等のポスターも展示され、会員企業とREC及び中央会とが交流を深める機会となり、参加者それぞれの取り組みを共有する機会となりました。

 今後も、本学と中央会では「産学地域連携基本協定書」に基づき、滋賀県内の中小企業支援に両者が一体となって積極的に取り組んでいく予定です。