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2021.01.07

国際学部特別講演会 「これからの航空業界(日本航空株式会社)」


日本を代表する航空会社の日本航空株式会社(JAL)取締役副会長の藤田直志氏をお招きし、「これからの航空業界」と題してご講演頂きました。
今回は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、オンライン(ZOOM)で実施を行いました。
国際学部の学生だけでなく、他学部の学生も含め、180名程度の参加がありました。

講演の中では、「観光立国を目指す日本とツーリズム産業」「新型コロナウイルス感染拡大の影響」「新型コロナウイルスの危機を乗り切るために-マーケット」「JALフィロソフィと部門別採算制度について」「社会人としての生き方」の5つのテーマに関して、日本や世界の現状を踏まえながらお話をいただきました。
新型コロナ禍において大きな打撃を受けている観光・航空業界において、これからの観光・航空業界の使命や役割や新たな可能性の部分についてお話がありましたが、特に観光業界・航空業界だけでなく、地域や社会全体で支えあってこの危機を乗り切らないといけない、という点や雇用を維持しないといけないといったお話では、SDGsの理念「“No one will be left behind” 誰一人取り残さない」の実現を具現化するものとして、大きな感銘を受けました。
そして、働くということへの考え方や価値観等を藤田様ご自身やJALグループの事例を通してお話頂きました。JALグループの企業理念やJALフィロソフィのお話は、いずれは大学を卒業し、社会人として進んでいく本学学生達にとって、人として、社会人として、どう仕事に向き合っていくべきかを教えて頂いた、とても素晴らしい機会となりました。
最後におっしゃられていた「常に明るく前向きに」といお言葉は、暗いニュースが多い社会状況の中で、とても大切な言葉であると改めて感じました。

また、講演会終了後の質疑応答においては、観光や航空業界に興味をもつ学生からの質問に関して、日本航空としての取り組みをご紹介頂き、講演会後も多くの学生からの質問に対して、一人一人丁寧にご対応頂きました。

以下聴講した学生からの感想を一部ご紹介します。

■私は、現在コロナの影響により厳しい現実の中で「フィロソフィ」を大切にして働いておられるJALの皆さんを知り、とても尊敬しました。さらに、藤田様が仰っておられた、「試練に感謝すること」が私自身とても心に響きました。将来私も感謝出来るよう、今後改めて精進していきたいと感じました。

■私が今回の講演で特に印象に残ったことは、デジタルイノベーションの取り組みです。コロナウイルスが世界的に流行している今日において非対面・非接触のチェックインなどは、今現在まさに求められているものだと感じました。さらに、オンラインでの研修会などによる働き方の変化も大変興味深かったです。

■私が今回の講演を聞いて特に印象に残ったのは、企業理念とJALフィロソフィについてです。全社員の物心両面の幸福を追求する姿勢や、「一人ひとりがJAL」など社員とのつながりや社員を大切にしていることが伝わってきました。コロナ禍で地域へのボランティアの参加など知らなかった活動も知ることができてとてもよかったです。IT化に伴う非対面、非接触が可能になる機械の導入や、貨物便運航のコロナ禍での取り組みはとても素晴らしいなと思いました。

■私は、新型コロナウイルスによる観光業界への多大な影響を認識できたとともに、観光業界がどのように対策を行っているのかということを知ることができ、とても勉強になりました。また、藤田さんが仰っていた通り、会社とは人と人とが関係しあうことによって成り立っているというお話がありました。これからの大学生活でたくさんの企業さんに必要とされるような人間になりたいと思います。