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2019.08.08

【報告】ボランティアリーダー養成講座第1回~「伝える力」「巻き込む力」を鍛えよう~を実施しました

 ボランティア・NPO活動センターでは、ボランティア初心者向けに「ボランティア入門講座」を実施している他、既にボランティア活動などを始めている学生向けに「ボランティアリーダー養成講座」を年間2回実施しています。
 2019年8月6日(火)に第1回目として、瀬田キャンパスで55名の学生たちが学びました。講師は大津市社会福祉協議会 事務局次長の山口浩次さん、アシスタントに同協議会主事の伊地知彩乃さん、堀江菜々子さんの計3名にご協力いただきました。

 最初に山口さんの自己紹介、大津市社協の取り組み紹介と大切にしていることについてお話された後、伝える力・巻き込む力、関係づくりを鍛えることを目的に、二人一組や1テーブル4~5人の中で繰り返しワークが行われました。
 ワークの前半は、「自分の価値観に影響を与えた過去の出来事」や「自分が所属するチーム(ゼミ、サークル、バイト先、家族など)が抱える課題」について語るというテーマ設定でした。参加学生たちは自身の経験を踏まえながら、各テーマにおいてどのような困難があり、どんな選択をしてどんな結果になったのかということをペアになって語り合いました。

 後半は、課題を感じている人が自分の頭で考え、自分で解決策を導き出すための働きかけ方である「コーチング」という手法について説明いただきました。そして関係構築の演習「1対1ミーティング」では、仮想の場面を設定して実践するワークとなり、難しく感じている学生もいたようでしたが、山口さんが「自転車に初めて乗る時のように、最初から上手くはいかない。こけても練習していくうちに、少しずつ実際の場面でもできるようになる」と何度もおっしゃっていたのが印象的でした。また、伊地知さんと堀江さんは各ワークの前に、悪い例・良い例のデモンストレーションをしていただいたり、ワークにも入っていただいたりもしました。ありがとうございました。

 今後もボランティア・NPO活動センターでは、参加学生にとって色々な気づきが得られるような講義を提供できるよう、取り組んでまいります。


【参加学生の感想】
・今まで初めて会う人と話すことが苦手でしたが、自分のことを話して相手の話を聞いていくうちに、もっと自分のことを話したい、相手のことが知りたいと思うようになりました。友人と話すときもなかなか話が続かないので、今日学んだことを生かして普段の生活を豊かにしたいと思いました。(農学部1回生)
・リーダーの素質を考え直すきっかけになった。周りのメンバーに的確な指示をしたり、判断能力があることが大事だと思っていたが、周りを巻き込む力、引き込む力が重要だと気付いた。(社会学部2回生)
・自分を相手に紹介するとき、困難、選択、結果を伝えることでより関心を持ってもらえることを知りました、また、コーチングは大学の活動やアルバイトで活用していきたいと思います(政策学部3回生)
・時間がもう少しあれば、よりじっくり考えられたと思った。コーチング、自分はうまくいかなかったが相手に良い返しをもらえた。(国際学部3回生)
・様々なワークで実践のイメージができた。演習なら失敗も気にせずできるので、楽しかった。もっと山口さん自身の相談援助の物語や、チーム作りの物語を聞いてみたいです。(社会学部4回生)


瀬田キャンパス2号館多機能教室が、参加学生でいっぱいに


講師を務めていただいた大津市社会福祉協議会 山口浩次さん


デモンストレーションをしていただいた同協議会 伊地知さん(左)と堀江さん(右)