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2012.02.15

3/11 国際シンポジウム “沖縄から東アジアへのメッセージ” 開催案内

国際シンポジウム
沖縄から東アジアへのメッセージ
Message from OKINAWA to East asia
日本版ドラッグ・コートを越えて~処罰から治療へ、そして真の社会参加をめざして~
Beyond Japan Drug Court:From Punishment to Treatment, and toward Recovery"

開催日  2012年3月11日(日)
開催場所 カルチャーリゾート・フェストーネ 国際シンポジウムホール
      (沖縄県宜野湾市真志喜3丁目28-1 TEL 098-898-1212)

〔同時開催のお知らせ〕
『薬物依存症者処遇プログラム研修』 第10回薬物依存症者回復支援セミナー〔DARS in 沖縄〕
 開 催 日 2012年3月9日(金)・10日(土)
 開催場所 カルチャーリゾート・フェストーネ 研修室B・C
        (沖縄県宜野湾市真志喜3丁目28-1 TEL 098-898-1212)


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プログラム
 総合司会:石塚伸一(龍谷大学)
【午前の部】10:00~12:00
 基調講演1 レオナルド・R・エスタシオ.Jr.(フィリピン大学)
        「東アジアにおける薬物依存からの回復~フィリピンからのメッセージ~」
 
 基調講演2 原田隆之(目白大学) 
        「エビデンスに基づいた薬物依存への新しい取り組み
         ~リラプス・プリベンションとハーム・リダクション~」

【午後の部】13:00~16:45
 活動報告 石塚伸一
 シンポジウム 「沖縄ダルク19年」 三浦陽二(沖縄)とその仲間たち

 意見交換 近藤恒夫(日本ダルク)ほか
      「東アジア新薬物依存回復問題構想~日本版ドラッグ・コートを越えて~」
      A New Concept for Recovery of Drug Addicts:Beyond Japanese Drug Court

※運営の関係上、プログラムの時間が変わることがあります。

《趣旨》
 わたしたちの共同研究グループは、これまで、10数年余りの間、さまざまな研究助成を受けて、日本における薬物対策の問題を分析・検討してきました。この3年間は、文部科学省科学研究費の助成を得て、「薬物依存症者回復のための総合的研究~ドラッグ・コート導入のアクションプラン~」(2009~11年度科学研究助成基盤研究(B))についての共同研究を実施してきました。
 今回のシンポジウムは、その総括にあたるもので、多くの方がたにわたしたちの研究成果を報告させていただきたいと思っています。
《提案》
 わたしたちの共同研究の結論は、まず、薬物の使用や所持を処罰し、刑事司法の中で薬物依存からの回復を考えようとする「日本版ドラッグ・コート」のスキームには限界があるということです。そして、いまひとつ、薬物依存症からの回復とは、ただ単に使用が止まっているということではなく、本当の意味での社会参加が実現することだとだということです。
 そのために、新たにわたしたちが目指そうとしているアプローチは、インジャリー・プリヴェンション(injury prevention)と呼ばれている政策構想であり、この考え方を日本、韓国、台湾、中国、フィリピンなどの東アジア地域に広め、ドラッグ・コートを越えた新たな薬物対策を構築していくことにあります。今回のシンポジウムでは、「ドラッグ・コートを越えて」をテーマに新たなスキームを提案したいと思っています。
 なお、シンポジウムには、OPEN SOCIETY INSTITUTE(OSI)・Global Drug Policy programの支援を受けています。



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