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2018.09.06

【報告】平成30年7月豪雨災害ボランティア活動(岡山県)

 7月6日に発生した豪雨災害の被災地岡山県倉敷市真備町へ、8月9日(木)~10日(金)の日程で15名の学生と4名の教職員がボランティアに行ってきました。

【スケジュール】
8月9日(木)
13:00 深草キャンパス出発
16:30~17:00 車中より、倉敷市真備町の被災現場を視察
18:00 岡山市内の宿泊施設到着

8月10日(金)
7:30 倉敷市災害ボランティアセンターに向けて出発
8:30 倉敷市災害ボランティアセンターにて受付、
バスの中でオリエンテーションを実施した後、倉敷市真備町下二万(しもにま)  サテライトへ移動
9:00 活動地である倉敷市真備町下二万サテライトに到着
9:30~14:00 ボランティア活動
14:30 倉敷市災害ボランティアセンターに戻る
15:00~16:00 入浴
16:00 京都に向けて出発、バスの中でふりかえり
19:30 京都駅到着

1日目
岡山県倉敷市に到着後、真備町をバスで通過して、翌日の活動地を視察しました。学生達は泥だらけで家財道具などがいたるところに山積みされたまちを言葉少なに見つめていました。
夕食のあと、阪口センター長から、「支援する人(地元のリーダー、社会福祉協議会職員など)を支援するのも大事なことです。彼らをサポートするためにも体調不良などで迷惑をかけないように活動しましょう。そして、スピードや、効率を求めるのではなく、被災者のためにという目線を大事にして下さい」と挨拶がありました。コーディネーターからは被災地でボランティア活動をする上での心構え、注意点を伝え、その後、グループごとに視察の感想を共有しました。

2日目
早朝に被災地に向けて出発、倉敷市災害ボランティアセンターでボランティア活動の受付を済ませた後、活動地である倉敷市真備町下二万サテライトへ移動し、集落の中の1軒のお宅で活動を開始しました。ご夫妻の要望をお聞きしながら、庭に積もった泥、沿道の土砂の撤去作業、ごみ集積場への運搬作業等を行いました。

炎天下でゴーグルと防塵マスクをつけた作業は大変過酷でしたが、4回生の学生が自らタイムキーパー役をかってくれ、活動20分ごとに10分の休憩をしっかりとることを厳守しました。2階まで浸水した家は畳、ふすま、ドア、窓など、あらゆる家財道具が使用できず撤去されていました。ご家族のご厚意でそのお宅の中で休憩させていただき、ゆっくりと水分と塩分を補充できたおかげで、誰も熱中症にかかることなく活動できました。被災当日の状況や避難所での暮らしについてもお話しを聞かせていただき、学生にとって本当に貴重な経験となりました。

帰路のバスの中で、活動のふりかえりを行いました。
「災害のレベルが自分の想像以上だった。テレビで見るのとは全然違っていた。改めて水の怖さを知った。」
「ボランティア活動先のご家族が私たちの体調を気遣ってくださった。手伝いに行ったのに温かいものをもらった。」
「復旧に少しでも役に立ててよかった。被災された方と話をして、人と人とのかかわりが大切だと感じた。」
「自分のまちもいつ被災するかわからない。どう行動すれば生き残れるのかということを真剣に考え、家族とも話し合いたい。」などの感想がありました。


今回のボランティア活動に関して、学生たちが映像を交えて活動報告を行います。ぜひ聞きに来てください。

開催日時・場所:9月21日(金)12:45~13:20 瀬田 6号館プレゼン室
        9月28日(金)12:25~13:00 深草 和顔館 アクティビティホール
申込不要 直接会場までお越しください。


車中から被災地を視察


真備町下二万地区にて活動開始


二階まで浸水したため家も庭も道路も泥をかぶっています




ご家族の方と交流もしました


お別れのあいさつ


報告会にて活動の詳細をお伝えします