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2016.11.08

産官学連携の取り組みとして「ものづくり・商業・サービス革新『滋賀県』 成果事例発表会」を開催しました。

2016年11月8日(火)、クサツエストピアホテルにて滋賀県中小企業団体中央会(以下、中央会)が主催し、本学が共催しました「ものづくり・商業・サービス革新『滋賀県』成果事例発表会」を開催しました。本学産官学連携事業の一環として行った同発表会には、当日企業や関係機関など140名の参加者が集まりました。

 今回の成果事例発表会には、中央会と本学との連携事業の一環として、滋賀県内で「平成25年度補正 中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業 成果事例調査・成果事例発表会事業」(中小企業庁)に採択された事業者のうち、20事業者に対し、本学龍谷エクステンションセンター(以下、REC)が実地・書面調査を行い、事例集として取りまとめ、その成果発表を行ったものです。

 成果事例発表会では、第Ⅰ部の講演として、まずはじめに、野間 圭介 RECセンター長(経営学部教授)より、「求めれるマネジメント分野の産官学連携」と題した講演が行われ、自らが取り組んできた連携事例や本学の社文系の連携事例をもとに、企業のマネジメントやマーケティングの重要性について紹介されました。続いて、田原 大輔 理工学部機械システム工学科講師より、「医用分野のユニークなものづくりへの研究アプローチ」 と題し、田原講師が研究されている「模擬骨材料」「サポート下着」等の研究シーズが紹介されました。

 第Ⅰ部の後、コーヒーブレイクと共にパネル展示見学を実施しました。パネル展示では、成果事例を作成した県内20事業者と、理工学部6学科や農学部4学科のシーズ・学科紹介を行い、参加者は成果事例や研究シーズパネルを前に熱心に質問されたり、名刺交換・情報交換をされている様子が見られました。

成果事例発表会の最後には、20事業者のひとつである、辻プラスチック株式会社 辻 喜勝 取締役より「中小企業における未来投資」と題した講演を行い、そして堀川 武 REC顧問より「ものづくり・商業・サービス革新 成果事例集を作成して」と題して、本事業全般の総括を行いました。講演のあとは、参加者と中央会、本学の教職員が交流を深める交流・懇談会を開催し、盛況のうちに終えることができました。

 中央会と龍谷大学は、2013年度に「産学地域連携基本協定書」を締結し、これまでに会員制組織である「産学連携コンソーシアム」の設立や、企業経営者と学生との交流行事を毎年度開催するなど、協定に基づく連携事業を実施してきました。今回は昨年度に引き続き「成果事例発表会」を共催し、本学と県内企業との連携がさらに深まり、産官学連携の取り組みが益々活発になることを期待しています。今後も、本学では、中央会との連携によって、滋賀県内の中小企業支援に一体となって取り組んでいく予定です。