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2015.10.30

ものづくり中小企業 「滋賀県」 成果事例発表会を開催しました

 2015年10月27日(火)、龍谷大学瀬田キャンパスRECホールにて、滋賀県中小企業団体中央会(以下、中央会)が主催し、本学が協力する「ものづくり中小企業『滋賀県』成果事例発表会」が、滋賀県内の中小企業事業者の参加のもと開催されました。

中央会と龍谷大学は、2014年3月6日(木)に「産学地域連携基本協定書」を締結し、これまでに会員制組織である「産学連携コンソーシアム」の設立や、経営者と学生との交流行事「セミナー&マッチング on Bianca」の開催、企業と大学との交流を深める「産学連携コンソーシアム交流イベント」の開催など、協定に基づく連携事業を実施してきました。

 今回の成果事例発表会は、中央会と本学との連携事業の一環として、滋賀県内で「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」(中小企業庁)に採択された中の15事業者に対し、本学龍谷エクステンションセンター(以下、REC)の産学連携コーディネーターが実地・書面調査を行い、事例集として取りまとめ、その成果発表を行ったものです。




成果事例発表会では、基調講演として、大槻眞一 REC顧問(元阪南大学長)より「技術を事業にステップアップさせるには!!」と題した講演が行われ、中国経済の減速が与える国内景気の影響、これからの経済産業政策、オープンイノベーションの取り組み事例等を題材に、ものづくり中小企業の目指すべき姿が具体的事例を交えながら紹介されました。その後、産学連携コーディネーターより、15事業者の成果事例紹介があり、コーヒーブレイクと共に成果事例展示の見学会を実施しました。参加者からは成果事例を前に熱心に質問されている様子が見られました。

 成果事例発表会の最後には、「ものづくり企業に必要とされる取り組みとは?」と題したパネルディスカッションが行われ、パネラーとして大木武彦氏(株式会社大木工藝 代表取締役)と石井太氏(湖北工業株式会社 代表取締役)に登壇いただきました。

 パネルディスカッションでは、各企業の取り組みが紹介された後、「新しい商品づくり」を中心テーマにディスカッションが進められました。パネラーのお二人からは「常にアンテナを張って、新しいことにチャレンジしていく」、「他社に真似されてもいいように、2歩、3歩先を常に考えて商品づくりをしている」など、自社の商品づくりに懸ける想いが伝えられ、参加された方は熱心に耳を傾けていました。パネルディスカッションの後は参加者と中央会、本学の教職員が交流を深める交流・懇談会を開催し、盛況のうちに終えることができました。

 今回の成果事例発表会をきっかけに、本学と県内企業との連携がさらに深まり、中央会との「産学連携コンソーシアム」が益々活発になることに期待しています。今後も、本学では、中央会との「産学地域連携基本協定書」に基づき、滋賀県内の中小企業支援に一体となって取り組んでいく予定です。